先に3勝をあげたチームが、リーグ優勝決定戦へ進出する5ゲームマッチのア・リーグ地区シリーズ(ALDS)が、現地6日に開幕した。
公式戦の勝率でアドバンテージのあるインディアンスのホーム、クリーブランドで行われた中地区王者・インディアンスと東地区王者・レッドソックスのGAME1は、インディアンスが、1点差を守って勝利を挙げた。
インディアンズは、レッドソックスの先発で今季22勝を挙げているポーセロから3回裏、正捕手ゴームズの代わりにマスクをかぶった9番ペレスが反撃の一発。2対2の同点にすると、続く2番キプニス、3番リンドーもアーチをかけて、1イニング3本のソロ本塁打で逆転した。
インディアンスのパワーが炸裂!3回裏に3本塁打で反撃! #熱闘プレーオフ pic.twitter.com/CTy34JgxSM
— MLB Japan (@MLBJapan) 2016年10月7日
レッドソックスの先発ポーセロは、4回1/3で、被安打6、失点5、インディアンスのバウアーも4回2/3で被安打6、失点3だった。
その後は、両チームともいかにも短期決戦らしい継投合戦。
気になる上原浩治は1点ビハインドの8回、4番手でマウンドへ。
先頭のラミレスに二塁内野安打を許したものの、続くチゼンホールを二塁併殺に仕留めると、クリスプの一塁線への打球を一塁手ラミレスの好守で1イニングを10球で終わらせた。
上原は、7月には大胸筋肉離れで1カ月半の離脱を余儀なくされたが、9月に復帰すると11試合連続無失点の快投、健在ぶりを発揮している。
レッドソックスが先ほど地区シリーズのロースターを発表し、残念ながら田澤投手が外れました。次シリーズで入れ替えは可能ですが、中継ぎ陣の場合7、8人で確定しているので、故障者が出ない限り入れ替えの可能性は低いと思われます。
— 菊地 慶剛(靖) (@joshkikuchi) 2016年10月6日
もうひとり、レッドソックスの日本人投手・田澤純一は、ALDSのロースターから外れた。発表されたのは、バーンズ、バックホルツ、ケリー、キンブレル、ポメランツ、ポーセロ、プライス、ロドリゲス、ロス、上原、ジーグラーの11人で、田澤の名前はなかった。
先発投手のポメランツをブルペンに回してロングリリーフとブルペンの左投手を1枚増やした。
今季、田澤は5月下旬から不調が続き、7月に右肩の張りで故障者リスト(DL)入り。復帰後は好調だったものの、3勝2敗、防御率4.17の成績でシーズンを終えていた。