ア・リーグ(AL)東部地区首位のレッドソックスは現地19日、敵地ボルティモアで同地区2位のオリオールズと対戦。先発リック・ポーセロ投手が完投で両リーグ最多の21勝目を(4敗)挙げ、大事な首位攻防4連戦の初戦を5対2で制した。
これで両チームのゲーム差は4に広がっている。
MLB2016
ポーセロは、4回にオリオールズ主砲のトランボに適時二塁打、8回ジョーンズにソロ本塁打を打たれたが、わずか89球で9イニングを投げ切り、4安打、1死球、7三振、2失点の快投。
Blackjack for @RickPorcello and the #RedSox keep rollin’!
— Boston Red Sox (@RedSox) 2016年9月20日
FINAL: Red Sox 5, Orioles 2. pic.twitter.com/EO4AorwU3g
前日に7人をつぎ込んだ投手陣を休ますことができたという意味でも大きい完投だった。
ポーセロは、これで11試合連続3失点以下の安定感。31試合の先発で210回2/3、防御率3.08(AL3位)は、エースの風格を漂わせ、勝率.840、WHIP 0.98はリーグトップ。31試合で与四球29、BB/9も1.24で2位。被本塁打22もヒッターズパークの多いALイーストでは特筆できる。
9勝15敗だった昨季から一転して今季はサイ・ヤング賞の有力候補というのも納得できる数字だ。
一方の打線は、チーム計9安打でポーセロを援護。4番ムーキー・ベッツが先制の31号2ランを放ったほか、今季限りでの現役引退を表明している指名打者デビッド・オルティーズも35号(通算538号)2ランをマークした。
首位攻防戦の初戦を取ったレッドソックスにはマジック9が点灯した。