MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB移籍情報】パドレスがファイヤーセールでケンプをブレーブスへ放出

 

サンディエゴ・パドレスアトランタ・ブレーブスとのトレードが現地30日に成立。パドレスマット・ケンプ外野手を放出した。

 

 

フラッグディール・トレード情報

 

このトレードでパドレスは、見返りとしてヘクター・オリベーラ内野手を獲得した。

 

ESPNが関係者の話として報じたものによると、パドレスはケンプのほか金銭1050万ドル(約10億7000万円)も負担するとのこと。

 

31歳のケンプは今季29日時点で打率.262、OBP.285、OPS.774、23本塁打、69打点、盗塁0。

 

ロサンゼルス・ドジャース時代の2011年に本塁打と打点の二冠王に輝くなど、メジャー11年間で打率.286、228本塁打、817打点、182盗塁の成績を残している。

 

いわゆる5ツールプレイヤーと呼ばれた時代もあったが、30歳を過ぎて両股関節の関節炎などの足のケガで体のバランスを崩し、脚力が低下。今季の盗塁ゼロに見られるようにパフォーマンスは低下し、14年オフには台頭してきたプイーグに押し出されるような形でパドレスへ移籍していた。

 

一方、パドレス行きが決まった31歳のオリベラはキューバ出身。2015年3月に6年総額6250万ドル(約63億8000万円)の大型契約でドジャース入りすると、同年7月にブレーブスへトレード移籍。

 

今季はメジャーリーグ機構のドメスティックバイオレンス(DV)に関する規範に違反したとして、82試合の出場停止処分が科され、その影響でわずか6試合の出場にとどまっている。しかし、来月2日には戦列に復帰する見通しとなっている。

 

パドレスは14年オフに新GM が就任してケンプやアップトンなど積極的な補強で獲得したが、わずか1年半で両選手を手放したことになる。