MLB公式サイトが毎年恒例の事だが、ウェーバー公示なしのトレード期限(8月1日)前に移籍する可能性がある有力選手を紹介。個人的な感想もいれてピックアップしていきたい。
フラッグディール・トレード情報
1. ジョナサン・ルクロイ捕手(ブルワーズ)
契約は来季550万ドルとリーズナブルで中軸を打てる捕手。今季のWARは2.4でメジャー全体でも4位となっている。ALのレンジャーズ、アストロズならDHとの併用も考えられる。フィットするチームは、ほかにメッツ。
2. リッチ・ヒル先発左腕(アスレチックス)
今季は市場が薄くもっともニーズが高い選手。奪三振率(9イニングあたりの奪三振数)10.66はMLBでもエリートクラスの数字。
故障者リストに入ったことは逆に考えれば休養となり、シーズン後半にも期待できる要素になるという逆転の発想ある。昨年の岩隈もそうで復帰して8月にノーヒットノーランを記録した。しかし、ギャンブル的要素もある。ドジャース、オリオールズ、マーリンズがフィットする。
3. ジョシュ・レディック外野手(アスレチックス)
アスレチックスは契約延長に合意できる可能性が低いので、トレードに出すことを選ぶだろう。ヘルシーならフィットするのはインディアンス、ジャイアンツ、カブス、ホワイトソックス。
4. ジェイ・ブルース外野手(レッズ)
レッズ一筋で9年目、トレード拒否権を持つが、本人が優勝を争うチームであればそれを放棄することを明言している。
30本以上HRを打てる長距離砲がニーズのチームにはフィットしそう。インディアンス、ロイヤルズ、ホワイトソックス、ドジャース、ジャイアンツ。
5. アロルディス・チャップマン抑え左腕(ヤンキース)
チームが現在と同様の下位を低迷する状況であれば、チャップマンをトレード要員に回す可能性もある。獲得した際に放出した選手よりも質の高いプロスペクトを獲得できる可能性があるからだ。ジャイアンツ、カブス、カージナルス、ナショナルズ、レンジャーズ、アストロズにフィット。
ユーティリティ。、315万ドルという安い年俸、三塁、一塁、外野を守れるという要素は、複数のチームにとって価値あるものだ。インディアンス、ホワイトソック、メッツ、アストロズ、ロイヤルズの補強ポイントに合致。
先発投手が市場に少ないことを考えれば浮上してもおかしくない投手。
今季は防御率4点を切っていて、先発ローテのバックエンド(4番手・5番手)が欲しいチームのニーズに応えることができる。オリオールズ、レッドソックス、レンジャーズ、メッツの補強ポイントに合う。
そのはか、リリーバーの右腕ジョー・スミス(エンゼルス)、右腕アロディス・ビスカイーノ(ブレーブス)などの名前も挙がっていた。