メジャーリーグでは、毎年恒例のノンウェーバー・トレード期限を今季は、例年の7月31日ではなく8月1日に設定している。
そんな中でMLB公式サイトでは、トレードデッドラインまでに注目したい選手10名をピックアップしている。
フラッグディール・トレード情報
1位 ソニー・グレイ投手(アスレチックス)
2位 ジェーク・オドリッジ投手(レイズ)
4位 ライアン・ブラウン外野手(ブルワーズ)
6位 ジェイ・ブルース外野手(レッズ)
8位 ダグ・フィスター投手(アストロズ)
9位 マーク・メランコン投手(パイレーツ)
10月のポストシーズンをにらんで可能性のあるチームがレギュラーシーズンの残り2カ月を勝ち抜くために戦力を補強する。
リストアップされている選手は、下位に低迷するチームの主力選手たちが大半。そんな中には、イチロー所属のマーリンズ三塁手プラド(打率.331、OBP.371、OPS.794、2HR、21RBI)の名前がある。
今季で契約が終了するプラドは、ユーティリティな選手で優勝争いをするするチームには欠かせない32歳。ブレーブスでのキャリアが長く優勝争いも経験済みのベテランだ。ジャイアンツはこういったタイプの選手を補強してきた実績がある。
補強ランキングの1位はアスレチックスの先発右腕グレイ(3勝6敗、ERA5.54)。26歳と若くFAまで3年を残しているからだ。
グレイに最も興味を持ちそうなチームは、先発投手が足りていないレッドソックス。ほかにレンジャーズもダルビッシュ有投手の状況次第では手を伸ばす可能性もある。
2位以下では、グレイ同様、26歳でFAまで3シーズン以上の猶予がある先発右腕オドリッジ(レイズ)、3位には今季ここまで12試合の先発で防御率2点台をマークしている先発左腕ポメランツ(パドレス)。
薬物疑惑で、出場停止の経験もあるブラウン外野手(ブルワーズ)もリストアップされているが、4年8000万ドルの契約が来期以降に残るので、よほど打線にインパクトのある補強をしたいチーム以外は手を出しにくい状況。
昨年メッツが、ヨエニス・セスペデスを獲得して打線にインパクトを与え残りのシーズンを37勝22敗で優勝した。
今季は、どのチームが補強に成功してポストシーズンへの切符を手にするのか、大いに注目したい。