アメリカとキューバの国交回復を記念して、キューバの首都ハバナで22日、バラク オバマ大統領とラウル カストロ国家評議会議長が観戦するなか、メジャーリーグのタンパベイ・レイズとキューバナショナルチームの親善試合が開催された。
この親善試合は、去年7月にアメリカとキューバの国交が回復したことを受けて開催が決まり、キューバに近いフロリダ州がフランチャイズのタンパベイ・レイズが、メジャーリーグの球団として1999年のボルチモア・オリオールズ以来、17年ぶりにキューバを訪れた。
首都ハバナのラティーノアメリカーナ球場には5万人の市民が招待され、アメリカの大統領として88年ぶりにキューバを訪問したオバマ大統領と、カストロ国家評議会議長も観戦。
オバマ大統領が観衆に向かって手を振ると、大きな歓声と拍手が起きる感動のシーンがあった。
Historic day in Cuba. pic.twitter.com/IBUlALvDmB
— Baseball Tonight (@BBTN) 2016年3月23日
試合はレイズが4回のツーランホームランなどでリードし、レイズが4対1で勝利した。試合後、両チームの選手たちはグラウンド上でユニフォームを交換して、お互いの健闘をたたえ合った。
野球が国技のキューバは、多くの優れた選手が国家公務員として扱われているが、高額年俸のアメリカンドリームを夢見て現在もメジャーリーグでのプレイを希望する選手の亡命が続いている。
ここでも何度か紹介しているが、昨年、メジャーリーグでキューバ出身選手は3番目多い18人(14年は19人)が開幕ロースターだった。
AFPの記事では、冷戦時代の1961年にキューバ制裁が発動して以降、100人以上のキューバ人選手がメジャーリーグでプレイしてきたが、その多くは米国に亡命している。 この問題は、解決に向けて両国の話し合いが続いている。
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◆参考記事
http://www.afpbb.com/articles/-/3080577