メッツの指揮官テリー コリンズが、昨年のワールドシリーズの再現となるカンザスシティ・ロイヤルズとの今季開幕戦の先発投手にマット ハービーを指名している。
今月27日に27歳になる右腕は、2013年10月にトミー・ジョン手術(靱帯移植手術)を受け、15年4月9日、約1年7ヶ月ぶりに復帰したマウンドでは、初回、いきなり時速97マイル(約156km)をマークするなど、手術前と変わらない力強い投球を披露した。
Matt Harvey threw a gem in in his 1st start since Tommy John surgery to top Strasburg, #Nats http://t.co/AeWYjACxrz pic.twitter.com/g5s7T1vFZW
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) 2015, 4月 10
ハービーは、復帰戦を9奪三振、6回無失点で610日ぶりに勝利投手になると、5月8日に初黒星を喫するまで、開幕5連勝の快進撃を続けた。
15年シーズンは、29試合、13勝8敗、189.1回、防御率2.71(リーグ6位)、WHIP1.019(同7位)、被打率.219(同6位)、K/BB 5.08(同6位)。
最速99.4マイル(約160.0km/h)を記録するなど手術前と変わらぬ球威で、カムバック賞を獲得すると共にチームを9年ぶりの地区優勝に導いた。
ハービーにとって今回が、初の開幕投手。ロイヤルズとは昨年ワールドシリーズの第1戦と第5戦に先発。第1戦は6回を3失点(自責点3)。第5戦は8回を失点2(同2)に抑えているが、どちらの試合も延長の末、メッツが敗れている。