5年連続地区最下位から若手が台頭しベテラン監督ジョー・マドンのもとでポストシーズン進出を果たした今季のシカゴ・カブス。
MLB移籍情報
そのカブスが、補強ポイントのひとつだった外野手の補強に成功している。今季のFA市場で外野部門注目のジェイソン・ヘイワードとの契約に合意した模様だ。
【補強―カブス】 カージナルスからフリーエージェントになっていたジェーソン・ヘイワード外野手がカブスへの入団が決定的となった。まだ正式発表はされていないが、カブスは同選手と8年総額1億8400万ドルで契約に合意した。 pic.twitter.com/OwS5hu9kcY
— MLB Japan (@MLBJapan) 2015, 12月 12
契約金額は、FOXスポーツによると8年1億8400万ドル(約223億円)、年平均で2300万ドル(27.8億円)で合意したという。
ヘイワードは、07年アトランタ・ブレーブスのドラフト1巡(全体14番目)選手。14年11月17日にシェルビー・ミラー、タイレル・ジェンキンスとのトレードで、ジョーダン・ウォルデンと共にセントルイス・カージナルスへ移籍した。
今季は、メジャー6年間でキャリアハイの打率.293(出塁率.359)をマーク。26歳と若く、ゴールデングラブ賞3回、フィールディング・バイブル・アワード3回に輝くなど走攻守の3拍子が揃った選手として貴重な戦力といえる。
今オフのカブスは、大胆な補強が目立った。ユーティリティプレイヤー、ベン・ゾブリスト内野手の獲得。ヤンキースとのトレードでは28歳の右腕アダム・ウォーレンを獲得しブルペンに厚みが増した。
さらに、カージナルスからFAの165勝右腕ジョン・ラッキーを獲得。これで、サイ・ヤング賞のジェーク・アリエッタ、左腕ジョン・レスターに次ぐ3番手の補強に成功。
そして、今回の外野手ジェイソン・ヘイワードとの契約。先発、リリーフ、内外野の万能型、そして、外野手と今オフのカブスは、戦力面でバランス良く補強を続けているチームといえる。