メジャーリーグは、いよいよ現地12月7日からウインターミーティング2015がテネシー州ナッシュビルで開催される。
MLB移籍情報
各球団関係者、選手の代理人、全米メディアの記者などが集まって行われる会議だが、昨年はGMが変わったパドレスなどが積極的に動きパドレスを含む、ナショナルズ、レイズの3チームによる三角トレードで計11名が移籍、13年のア・リーグ新人王ウィル・マイヤーズ外野手(25歳=当時レイズ)などの大型トレードが実現した。期間中、12件のトレードで79人が移動した。
今オフは、すでにデビッド・プライス、ザック・グリンキー、ジョーダン・ジマーマン、ジョン・ラッキーなどの先発FA組の契約が決まり、今日もジャイアンツがジェフ・サマージャと5年9000万ドルで合意したというニュースが飛び込んできた。
さらに、アスレチックスがロイヤルズからFAのリリーバー、ライアン・マドソンと3年2200万ドルで契約した。
Athletics To Sign Ryan Madson https://t.co/iuyXDUMeDU pic.twitter.com/eIzcJbwGWc
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) 2015, 12月 6
ウインターミーティングで注目の選手をピックアップした。
気になるのは前田健太の動向だが、これは何度も紹介しているので、他の選手を挙げるとすれば――
クリス・デービス(FA)
13年と今季の本塁打王。オリオールズのオーナーは再契約したがっているが、年俸総額が膨れ上がることが懸念され、再契約の実現性は低いといわれている。ブルージェイズ、カージナルス、レッドソックスなどが接触している。
ヨエニス・セスペデス(FA)
キューバ出身。メジャー4年で4チームを渡り歩き5年目もチームが変わりそう。オールスターのホームランダービーを連覇するなどスピードとパワーを兼ね備える。オフェンスの補強がポイントのメッツとの再契約の可能性もある。
チェン・ウェイン(FA)
多くのチームが関心を持っていると言われている。オリオールズも関心があるが、クリス・デービスが決着しないと動かないかもしれない。ヤンキースなど多くのチームが安定感のある左腕を注視している。
ベン・ゾブリスト(FA)
メッツ、ジャイアンツ、カージナルス、ナショナルズが高い優先順位で追いかけている。彼も4年契約を手にするだろう。ドジャースが絡んでいるという確固とした情報はないが、アンドリュー・フリードマン社長は彼を気に入っているし、フロント陣はユーティリティプレイヤーを好んでいる。
アレックス・ゴードン(FA)
左翼手と中軸を打てる左打者が必要なエンゼルスにフィットするし、エンゼルスも関心を持っている。オリオールズも彼を気に入っている。
シェルビー・ミラー(ATL)
先日も紹介したブレーブスのミラーは、ドジャース、ダイヤモンドバックス、ジャイアンツ、カブス、マーリンズ、ヤンキースなど20チームが興味を持っているという噂がある。
25歳でFAまで3年が残っていて、右腕の故障歴がなく、NO.2スターターを務めることができるので驚きではない。ニック・マーケイキスとヘクター・オリベーラの両翼と組めるセンターをブレーブスは欲していて、交換要員としてカブスのホルヘ・ソラー、DバックスのA.J.ポロック、マーリンズのマーセル・オズーナなどに興味か。ヤンキースにはルイス・セベリーノを要求したらしい。
アロルディス・チャップマン(CIN)
トレードの噂が絶えない選手。レッズはウインターミーティング終了までに彼をトレードに出したいと公言している。アストロズとナショナルズにフィットする。ただ、ブルージェイズやドジャースなど多くの球団が興味を示してもいる。
2010年には105.1マイル(169キロ)を記録。これが今のところMLB史上最高球速らしいが、今季もMAX103.4マイル、平均99.4マイルというから驚く。
クローザーとしても安定感を増し、現在4年連続30セーブ以上を達成中。通算セーブ成功率は89%。今季のセーブ成功率は91.7%を誇る。
◇記事参考