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【MLB移籍情報】前田健太には6年102億円という試算も

広島が大方の予想通り前田健太投手(27)のポスティングシステム(入札制度)を容認した。

 

 

このシステムは来季のオフには見直されることが決まっており上限2000万ドルは、今季限りという可能性もある。MLBが不利になるような設定は考えにくく、そうなれば来季以降はこの金額より低く抑えられることは誰でも簡単に想像がつく。

 

広島は、おそらく入札金額を上限の2000万ドルに設定するだろう。広島は傑出したエースを失う代わりに、喉から手が出るほど欲しい今後の球団強化費用を受け取ることができる。

 

FOXスポーツのケン・ローゼンタールも3日の記事で、前田が争奪戦になることを予想した上で「ダイヤモンドバックスヤンキースカブスの3球団が2000万ドルを支払う用意がある」と報告していた。

 

 

他に、グリンキー争奪戦に負けたドジャースジャイアンツのどちらかが前田のホットストーブに加わることも考えられる。

 

前田は、日本球界で通算防御率2.39、WHIP1.048という数字を残した。今オフはFAに注目の選手が豊富で、需給バランスから考えて前田には、やや気の毒な感じもするが、27歳という若さや実績、クオリファイングオファー選手を獲得する時のドラフト指名権を失うリスクもないという好条件が前田にはある。

 

 

米野球データ専門サイトのファングラフスの試算では、今季15勝8敗、防御率2・09、三振率21・3%、四球率5・0%。

 

三振率、四球率、球速がほぼ同じで年齢も近い右投げはジョーダン・ジマーマン(29=ナショナルズFA)とリック・ポーセロ(26=レッドソックス)だと想定して、両投手の成績から契約金を試算した。

 

それによると前田の試算価格は譲渡金2000万ドル(約24億円)、契約金6年8500万ドル(約102億円)という金額をはじき出した。