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【MLB移籍情報】カブスが165勝右腕ジョン・ラッキーと2年契約

 

 

5年連続地区最下位だったシカゴ・カブスは、昨年オフに新指揮官として前レイズの名将ジョー・マドン氏を迎え、今季はリーグ・チャンピオンシップまで勇躍した。そのメジャー屈指の人気チームは、今オフも着々と戦力を整備している。

 

 

MLB移籍情報

 

 

現地4日には、セントルイス・カージナルスからフリーエージェント(FA)となっていた先発右腕ジョン・ラッキーと、総額3200万ドル(約39億4000万円)の2年契約に合意した。

 

 

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カブスは、昨年オフに6年契約で獲得したジョン・レスターや今季サイ・ヤング賞に選出されたジェーク・アリエッタに続く先発陣の整備に取り組んだ。

 

37歳のラッキーは今季、33試合の先発登板で、13勝10敗、防御率2.77(NL7位)をマークし、カージナルスナ・リーグ中地区3連覇に貢献している。

 

右ひじ手術の影響から2012年は登板なしに終わったが、翌2013年に復帰すると3年連続で2ケタ勝利を挙げ、メジャー13年の通算成績は165勝127敗、防御率3.92。

 

カブスのセオ・エプスタイン社長は、レッドソックスGM時代にジョン・ラッキーと8250万ドルで契約した経緯がある。またジョン・ラッキーとエース格のジョン・レスターは、レッドソックス時代のチームメイトで、二人は親友関係にあるとの報道もあり、その事も移籍のプラス材料になったと見られている。

 

ラッキーは、クオリファイング・オファーを拒否したので、カブスは1巡28番目のドラフト指名権を失うことになるが、先発ローテの3番手から4番手になるカイル・ヘンドリックスは31試合でクオリティースタート(QS)11試合、ジェイソン・ハメルも31試合でQSが12試合しかなく不安定。

 

その事から33試合で26試合のQSをマークしたラッキーの安定感は、3番手として期待できる戦力と言える。