先日から何度か紹介していますが、MLB移籍市場もサンクスギビングデー(感謝祭)のブラックフライデーから週明けのサイバーマンデーにかけて動き出した。毎年そうだが、来週のウィンターミーティングまでこの動きは加速していく。
MLB移籍情報
昨年のウィンターミーティングでは、期間中に12件のトレードが成立し79人が移籍した。
そうした動きを前に今季の移籍市場で注目の選手10人についてMLB.comのリチャード・ジャスティスが紹介している。
その冒頭で、11月25日に紹介したアトランタ・ブレーブスのシェルビー・ミラー投手をピックアップしたい。
彼は、25歳と若く、2016年が年俸調停1年目で、FAまでの3シーズンをチームがコントロールできる事などから20チームが獲得に興味を示しているという。
しかし、争奪戦がヒートアップし需要過多もあってブレーブス側は、各チームからの打診に強気の要求をしているところが面白い。
たとえば、ヤンキースが獲得を打診したところルイス・セベリーノ投手を、ドジャースにはジョク・ピーダーソン外野手を要求したというニュースが報じられている。どちらも今後、チームの核として期待されているプレイヤーだ。
Report: Braves seeking player like #Yankees Luis Severino in exchange for RHP Shelby Miller: https://t.co/4LflvkGrNw pic.twitter.com/DKFeGv5Dc7
— YES Network (@YESNetwork) 2015, 11月 30
今季、ジェイソン・ヘイワードらとの複数トレードでカージナルスからブレーブスに移籍したミラー。前半に2完封を記録するなど5勝を挙げて初めてオールスターゲームに選出された。
しかし、シーズンを通して打線の援護に恵まれなかった。
33試合中21試合でクオリティスタートを記録(リーグ10位タイ)、チーム最多の205.1イニング(同8位)を投げたものの、5月23日から9月27日まで24試合連続で白星が付かないなど、両リーグ最多の17敗を記録した。
シーズン最終登板となった10月4日の試合で8回無失点と好投し、ようやく6勝目を挙げた。
The #Dodgers are looking to trade for a young SP. They aren’t alone. Those pesky #Giants... https://t.co/x1YEvhx9iM pic.twitter.com/nFQHoWbXrG
— Dodgers Nation (@DodgersNation) 2015, 11月 20
結局、移籍1年目は6勝17敗。それでもERA3.02やイニング数はメジャー4年目でキャリアハイをマークした。
このミラーの獲得に関しては可能性があるとすればアストロズやカブス、レッドソックスという名前を挙げている。その根拠が知りたいところだが、それ以上は解説していない。