ここでも何度か取り上げた若手の右腕シェルビー・ミラーのトレードが実現した。
MLB移籍情報
アトランタ・ブレーブスとアリゾナ・ダイヤモンドバックス間のトレードで、ブレーブスはミラーと1Aの投手、Dバックスは2015年のドラフトで1巡目指名(全体1位)のダンスビー・スワンソン遊撃手とエンダー・インシャーテ外野手という2対2の複数トレード。
昨年のオフにセントルイス・カージナルスからブレーブスにトレード移籍したミラーは、25歳と若く、2016年が年俸調停1年目で、FAまでの3シーズンをチームがコントロールできる事などから20チームが獲得に興味を示していると言われていた。
Shelby Miller is the 2nd player in the last 25 years to have a season with 3+ WAR and 17 Ls https://t.co/hNrIBtzuU3 pic.twitter.com/OQgub29RWc
— Baseball Reference (@baseball_ref) 2015, 12月 9
メジャー4年目のミラーは、前半に2完封を記録するなど5勝を挙げて初めてオールスターゲームに選出された。 しかし、シーズンを通して打線の援護に恵まれなかった。
33試合中21試合でクオリティスタートを記録(リーグ10位タイ)、チーム最多の205.1イニング(同8位)を投げたものの、5月23日から9月27日まで24試合連続で白星が付かないなど、両リーグ最多の17敗を記録した。シーズン最終登板となった10月4日の試合で8回無失点と好投し、ようやく6勝目を挙げた。負けこんだ印象はあるが、ERAはキャリアハイの3.02をマークし、自身初のオールスター選出を果たした。
.@JonathanMayo's analysis of @Braves-@Dbacks Shelby Miller blockbuster & prospects involved: https://t.co/Jrb20VRmo3 pic.twitter.com/GcECjpFko1
— MLB Pipeline (@MLBPipeline) 2015, 12月 9
一方、スワンソンは2015年ドラフトの1巡目全体1位指名のトッププロスペクトで、MLB.comのプロスペクトランキングでは全体で10位にランクされた選手。
25歳のインシャーテも今シーズン132試合に出場。打率.303、6本塁打、45打点、出塁率.338、長打率.408、、OPS.747、21盗塁の好成績をマークしている有望株。
Dバックスは、前田健太へも強い関心を示していたが、このトレードは、前田の争奪戦へも影響を与えそうだ。