MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB移籍情報】ジャイアンツが青木宣親との契約オプション行使か?!

 

サンフランシスコ・ジャイアンツが選択権を持っている青木宣親外野手の2年目の契約オプションを球団側が行使する可能性が高まったことを複数のメディアが報じている。

 

 

MLB移籍情報

 

 

これにより青木のメジャー5年目シーズンは、本人の希望通りジャイアンツでプレイすることになりそうだ。青木のジャイアンツでの2年目の契約オプションは550万ドル(約6億7000万円)になっている。

 

青木は8月9日(日本時間10日)のカブス戦に「1番・レフト」で先発。3回1死走者一塁の場面で打席に入ると、相手の先発右腕アリエッタの投じた2球目が右側頭部付近を直撃――。

 

その時の様子は下記の動画を参照して欲しいが、地面に倒れこみ、しばらく両膝をついたままうずくまった。その後、なんとか立ち上がることはできたが、スタッフに付き添われながらダグアウトへ。青木はそのまま交代し、パガーンが代走に送られた。

 

青木は6月20日ドジャース戦でも右足に死球を受け、右腓骨の亀裂骨折で故障者リスト(DL)入り。7月28日に復帰したばかりだった。

 

 

頭部直撃の映像はコチラ

http://m.mlb.com/video/v351396883/?query=aoki

 

 

青木、6月20日の骨折シーンはコチラ

http://m.mlb.com/video/v182440683/?query=aoki

 

 

こうした状況で青木の今季を振り返ると死球骨折までの前半戦は、67試合に出場し、打率.317をマーク。スプリングキャンプでの成績は芳しくなかったことから当初は期待されていなかったが、開幕から打ちまくり開幕9試合連続安打を含む10試合で15安打をマークしてボウチー監督の信頼を勝ち取った。

 

オフに1番打者を探していたジャイアンツにとって待望のリードオフマンの誕生だった。

 

しかし、この6月20日ドジャース戦での死球による右足腓骨骨折で約1カ月の離脱。復帰後は、8月9日の試合で頭部に死球を受けて途中交代すると、12日の試合で脳震とうの症状を覚えたため、7日間の故障者リストに。

 

8月20日に復帰するも、13試合で打率.200と不調に陥っていた。結果、夏のオールスターブレイク後は、わずか26試合の出場にとどまった。

 

青木は、今季の打席数が550に達すると、自動的に来季の契約が更新される。それだけではなく、100万ドル(約1億2000万円)のボーナスがもらえる契約だった。

 

今季の年俸は400万ドル(約4億9000万円)だが、400打席から500打席まで25打席ごとに10万ドル(約1200万円)ずつのボーナスが発生。525打席以降は600打席まで、25打席ごとに25万ドル(約3000万円)ずつのボーナスがプラスされると報じられていた。

 

しかし、こうした死球による故障が重なり、93試合392打席しか打席に立っていなかった。試合中のケガが契約にどう影響するかはわからないが、青木にとっては400打席にも達していないシーズンになり、コンカッション(脳震とう)の影響も懸念されていた。