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【MLB契約情報】ハンター・ペンス外野手が古巣復帰

 

 4月に37歳になるメジャーキャリア13年のベテラン外野手、ハンター・ペンス外野手が12年から18年まで所属したサンフランシスコ・ジャイアンツへ復帰する。契約内容は1年300万ドルと成績に応じてインセンティブが盛り込まれている。 

 

 

MLB契約情報

 

 

 ペンスは、04年にMLBドラフト2巡目(全体64位)でヒューストン・アストロズが指名。その後、フィリーズに移籍し、12年7月31日にネイト・シャーホルツ、セス・ロジン、トミー・ジョゼフとのトレードで、ジャイアンツへ移籍。ジャイアンツでは12年と14年のワールドシリーズ制覇に貢献した。

 

 しかし、15年に死球による左腕の骨折、16年は右足ハムストリングを痛めて手術。17年は規定打席に到達したが、それまでの度重なる故障が影響してキャリアワーストの成績だった。

 

 18年は、開幕間もない4月3日にダイビングキャッチを試みた際に親指を捻挫し、故障者リスト入り。6月2日に復帰したが、シーズンを通して調子が上がることはなく、97試合の出場で打率.226、4本塁打、24打点だった。オフにフリーエージェント(FA)となった。

 

 

ハンター・ペンス

 

 

 昨年はレンジャーズとマイナー契約を結び、スプリングトレーニングには招待選手として参加。3月21日にメジャーの40人枠に入り開幕ではアクティブ・ロスターに入った。83試合で、打率.297、18本塁打OPS.910 およびwOBA.377。夏には4回目のオールスターにも選出され、アメリカン・リーグカムバック賞を受賞している。今季は4月に37歳になるが、ヘルシーなら第4の外野手としては適任かもしれない。

 

体を折り畳んだような癖のある打撃フォーム、外野手ながらサイドスローぎみのスローイングなどのプレイスタイルが印象的な選手だが、この独特のフォームは、主に若年層、思春期に見られる脊椎が変形する障害、ショイエルマン病による脊椎の変形が原因と言われている。

 

このオフにパドレスアストロズからのオファーを断ったという。自分自身が輝いたジャイアンツでの引退を考えているのかもしれない。