MLB2015
今季最多の9奪三振
トラウトを3タコ2三振、プホルスから3タコ1三振を奪う好投!
マリナーズの岩隈久志投手は16日(日本時間17日)、本拠地でのエンゼルス戦に先発し、6イニング4安打、1失点、無四球の好投で8勝目を挙げた。
胸のすくピッチングだった。相手の主軸打者、オールスター2年連続MVPで、今やアメリカを代表するスラッガー、マイク・トラウトのバットがブンブンと空を切った。それほど、今夜のスプリットは切れていた。
もともと低めの好きなトラウトは岩隈との相性は悪い。通算で30打数7安打の.233に抑えられている。アルバート・プホルスに至っては、もっと完璧で33打数6安打、2割にも満たない.182という内容。
前回、突如として崩れた7回のマウンドを気にしてか、それとも中継でも解説していたように体のどこかに異変を感じたのか、6回84球で降板したが、それでもQSとなる1失点は見事な内容だった。
捕手のスークレとのコンビも良くて、信頼の現れだとおもうが、スークレが要求する高めの4シームを自信をもって投げ込んでいた。
84球を投げてストライクは58球。防御率は3.90と3点台に復帰。WHIPは1.08。
それでも岩隈ファンとしては物足りないものがあって、ふだんは勝ち星なんて気にしないが、ここまで来たら3年連続2ケタ勝利をクリアして欲しい。
今オフにFAになる岩隈。今の数字でも10ミリオンを下る契約はないと思うが、来季のためにヘルシーな状態をアピールする意味でも、こうなったら10勝を挙げて欲しい。