岩隈、惜しまれるメジャー初完封目前での同点被弾
9回1死から同点ソロ浴びる
この日がMLB100試合目の登板になった岩隈。ここまで通算40勝22敗、防御率3.24。
記念すべき100試合目は、ツインズのホーム、ターゲットフィールドで8回2/3を3安打1失点と好投したものの1点リードの9回1死に同点ソロを浴び3勝目(2敗)はならず、メジャー初完封も逃した。
試合は延長11回に3点を奪ったマリナーズが4-1で勝利した。
岩隈は初回、カーブが高めに浮くなど危ないボールもあったが、相手の主砲マウアーから三振を奪うなど、ストライクを先行させる制球の良さで打者を追い込み三者凡退に打ち取った。
3回2死からエスコバーにライトへの二塁打を浴び、続くドジャーには四球。この試合で初めて2死一、二塁のピンチを背負いましたが、ヒックスはカーブでセカンドゴロに打ち取ち取り無失点。
4回は3番マウアーを三球三振、4番サノのピッチャーライナーは、冷やりとしましたが素早い反応で岩隈がキャッチ、プルーフは見逃し三振に仕留めた。
好投を続ける岩隈をバックも好守で盛り上げた
5回1死ではロビンソンの強烈なサードゴロをシーガーがファインプレー。6回1死ではスライダーをドジャーに左中間への大飛球を打たれたが、センターのジャクソンのフェンスにぶつかりながらの好捕で切り抜けた。
この味方の好守もあり、5~8回は3者凡退。8回までわずか77球と圧巻のピッチングを続けた。
0対0の投手戦。この均衡を破ったのが9回2死からクルーズの先制29号ソロ。岩隈に待望の援護点が入った。
メジャー初完封を目指し、9回のマウンドに上がった岩隈は、先頭のエスコバーに7球粘られながら左飛に打ち取る。
しかし、続くドジャーに1ストライクから投じた2球目のカーブが甘く入り、左中間の2階席まで運ばれる痛恨の同点23号ソロ。
1番のドジャーは初回の打席から岩隈とはタイミングがあっていた。結果論だが、1番で22本の本塁打をマークしている打者だけにもう少し工夫して欲しかった。
この被弾で、岩隈のメジャー初完封を逃した。