例年に比べ静かだったとはいえ今年も多くのトレードが「ウェーバー公示なしでトレードできる期限」となる7月31日を直前に成立した。
フラッグディール・トレード情報
ナ・リーグ東地区でナショナルズとし烈な首位争いを演じるメッツがタイガースからヨエニス・セスペデスを獲得。
これは15年目のベテラン選手マイケル・カダイヤー外野手の復帰が遅れる見込みのための補強で、パドレスのジャスティン・アップトン、レッズのジェイ・ブルース、タイガースのヨエニス・セスペデスの獲得に動き、セスペデスに落ち着いたことが伝えられています。
そのセスペデスをリリースしたタイガース(首位ロイヤルズと12.5ゲーム差の地区4位)は、売り手としてヨエニス・セスペデスのほかに、デビッド・プライスをブルージェイズに、ホアキム・ソリアをパイレーツに放出しています。
そのタイガースに比べナ・リーグ西地区のパドレスは、主力選手を一切放出しませんでした。
シーズン前に外野手などの大型補強で注目されましたが、ジャスティン・アップトン外野手、クローザーのクレイグ・キンブレル、先発ローテのジェームズ・シールズ、タイソン・ロス、アンドリュー・キャッシュナー、などが多くのチームからトレードの打診を受けましたが、動きませんでした。
パドレスは51勝53敗の地区3位。首位ドジャースと8ゲーム差ですが、ワイルドカード争いで可能性が残り、まだまだポストシーズンを諦めていないようです。
ペナントが混戦模様の影響で売り手球団が少なく、その中で売り手に回ったレッズ(NL中地区4位、47勝55敗)は、メッツからジェイ・ブルース外野手の打診があり、ヤンキース、ダイヤモンドバックスなど複数の球団から剛球左腕アロルディス・チャップマンのトレード申し入れがあったと伝えられましたが、条件で折り合えず、合意には至りませんでした。
今季終了後にFAとなるジョニー・クエト、マイク・リークらのトレード合意を優先させました。