MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

1番青木の活躍だけが光る地区最下位SFジャイアンツ

主砲のハンター・ペンスを開幕から左前腕部骨折で欠き、ここにきて先発右腕ピービーが腰を痛めたため15日間の故障者リストに入ったサンフランシスコ・ジャイアンツ

 

当初、昨年1番のアンヘル・パガン(打率.300/出塁率.342/長打率.389)の代わりに期間限定としての1番起用だった青木宣親が大活躍している。

 

 

1番として20安打、四死球7。打率.339、出塁率.409、いずれもチームトップ。

 

さらに、長打率.441もチームトップの成績。しかし、これは不思議な数字ではない。

 

イチローのオールスターでのランニングホームランを想像していただければわかると思うが、以前にも紹介したように本拠地AT&Tパーク本塁打が出にくいボールパーク

 

しかし、アウトフィールドの右中間がセンターより広い変形スタイル(最深部128メートル)で、青木が二塁打三塁打を量産できる形状をしている。

 

青木はメジャー初年度にブリュワーズ長打率.433をマークしている。3年目の昨年は、ロイヤルズで長打率.360だったが、今季はライト方向への安打も多く、それをも上回る数字が期待できそうだ。

 

青木のモビリティが魅せられる条件が整っている。

 

しかし、青木の活躍もむなしくジャイアンツは4勝10敗と開幕ダッシュに失敗して地区最下位。