MLB メジャーリーグ物語

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青木宣親の獲得にオリオールズ、インディアンス、エンゼルス

 

ジャイアンツからFAとなった青木宣親について、オリオールズのダン・デュケットGMが獲得リストにあることを認めた。

 

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オリオールズは、正右翼手ジェラルド・パーラがFAとなり外野手の補強が必要。「詳細は言えないが、リストに(青木の名前は)ある。幅広い選択肢を持っている」とした。

 

オリオールズの外野陣で実績のあるのはアダム・ジョーンズぐらいで、現ロースターでは青木を超える数字を残した選手はいない。

 

また、2年連続で打率3割以上をマークしている主軸マイケル・ブラントリー左翼手が右肩の手術で、開幕か微妙。インディアンスのマイク・シャーノフGMも「リストにその名はある」と認めた。

 

さらに、ジャイアンツと同じ西海岸のチーム、エンゼルスが青木をリストアップしていることも複数のメディアが報じている。

 

エンゼルスの補強ポイントのひとつが正左翼手の獲得。青木の実力は、2014年の地区シリーズで当時ロイヤルズの青木を見ているだけに実証済み。

 

青木を獲得できれば懸案のリードオフマン不在も解消できる。ここ数年、主に1番だったコール・カルフーンは出塁率.319。エリック・アイバーは同.315。そのアイバー内野手は、11月12日にアンドレルトン・シモンズ遊撃手とのトレードでアトランタ・ブレーブスに移籍した。

 

青木はメジャー4年間通算で出塁率.353を誇る。トラウト、プホルスとメジャー屈指の強打者が中軸を担うだけに出塁率の高い1番打者を獲得すれば、得点力は飛躍的に上昇する。

 

2014年の地区シリーズでは青木を擁するロイヤルズの前にスウィープされて敗退したが、マイク・ソーシア監督は「青木は必ずバットに当てて三振をしない。スピードもある」と高く評価していた。