MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

日本で修行すればメジャーで成功する?!メジャーで活躍した元プロ野球の助っ人たち

 

バーネット、李大浩、呉昇桓がメジャーに挑戦する記事を以前に紹介したので、プロ野球NPB)を経験し、その後、メジャーで実績を積み上げた選手を紹介したい。

 

 

MLB移籍情報

 

 

2013年に阪神タイガースでプレイして帰国したブレイン・ボイヤー投手(34)。日本では、さほどの実績もなかった右腕だが、14年パドレス、今季はツインズのマイナー契約から開幕ロースターに名を連ねると、68試合に救援登板し、3勝6敗1セーブ、キャリアベストの防御率2.49をマークしている。メジャー9年間の通算成績は12勝21敗3セーブ、防御率4.22。

 

 

11月2日にツインズをFAになったこの救援右腕が、チームとの再契約に興味を持っていることがわかった。

 

 

これは、ツインズの地元紙『パイオニア・プレス』のウェブサイトが14日付で伝えたもの。同サイトによると、同投手の獲得には今季世界一に輝いたカンザスシティ・ロイヤルズなどが関心を示しているとのことだが、ボイヤー本人は来季もツインズでプレーすることを希望しているという。

 

 

同紙によると、ボイヤーとその家族がミネソタでの生活を大変気に入っており、ツインズ残留を希望している理由の一つとなっている。

 

 

また、ツインズ若手投手陣の“教育係”を担っており、今季ア・リーグ中地区2位となったチームの将来に期待を抱いているという。

 

 

来日した時には、二軍降格時に投手コーチの久保康生氏のもとで投球フォームを修正し、球数を多く投げて動作を浸透させるために先発にも挑戦したボイヤー。日本での経験が生きたのか、「若手の教育係」になっているとは、ちょっとした驚きだ。

 

 

バーネット、李大浩、呉昇桓がメジャー挑戦!

 

ここでも以前に紹介したが、東京ヤクルトスワローズの守護神、トニー・バーネット投手(31)が、ポスティングシステム(入札制度)を利用して米球界復帰を目指すことを表明した。

 

 

このパターンで、この制度を利用するのは初めてということで多くのメディアが取り上げた。譲渡金の設定は50万ドル(約6000万円)で、その額を支払う意思のあるメジャー球団の全てが交渉できる。

 

 

ご存知のように自由契約ではなく、バーネット側の提案で、移籍金の伴うポスティング移籍という手続きを採ったことも好意的に伝えられた。小川淳司シニアディレクターは、「戦力ダウンはするが、その気持ちがありがたい」と受け入れた。

 

 

譲渡金が低いことなどが好条件だが、メジャーの今オフは、注目のFA選手たちが例年より多く「買い手市場」ということもあり、NPBで今季41セーブを挙げたバーネットが、どれぐらいの評価を受けるのか注目したい。

 

 

外国人選手が日本球界を経て、メジャーリーグの舞台で果たして成功できるのかどうか? といった検証記事があったので紹介したい。

 

 

実績十分あり「日本からメジャー挑戦した外国人選手」

 

 

結論からいうと、成功する可能性は高いという。

 

 

その記事によれば、1989年に阪神で1年だけプレーし、打率.302、38本塁打、81打点をマークしたセシル・フィルダーは、1990年に復帰したタイガースで51本塁打、132打点で二冠王となり、3年連続打点王にも輝いた。余談だが、息子プリンス・フィルダー(レンジャーズ)も活躍し、今季のALカムバック賞を受賞した。

 

 

1995年に中日でプレーしたマット・ステアーズは、メジャーに復帰した1996年から歴代2位タイの12球団を渡り歩き、28歳以降で264本塁打を放った。

 

 

アルフォンソ・ソリアーノは1996年から97年に広島に在籍し、たった9試合(17打数2安打、0本塁打)しか出場しなかったが、1999年にヤンキースと契約してから12年連続20本塁打以上を記録するなど、メジャー16年間で412本塁打、289盗塁をマークした。

 

 

投手は成功した選手が多い。

 

 

代表格は元広島(2008年から09年)のコルビー・ルイスで、メジャー復帰後5年間で2ケタ勝利を4度挙げ、今季は自己最多の17勝をマークしてレンジャースの地区優勝に大きく貢献した。

 

 

元横浜のラファエル・べタンコート(2003年からインディアンズ、ロッキーズなど)

元広島のラモン・ラミーレス(2006年からロッキーズジャイアンツなど)

阪神スコット・アッチソン(2010年からレッドソックス、インディアンズなど)

阪神オリックスライアン・ボーグルソン(2011年からジャイアンツ)

元巨人のカルロス・トーレス(2012年からロッキーズ、メッツ)

 

 

など活躍した投手はかなりの数に及ぶ。

 

 

記事によれば日本において、打者は配球の読み、変化球打ちが磨かれ、投手は細かい制球力を身に付けて四球を減らし、安定感を増したことが成功の要因と考えられる。

 

 

バーネットにしても、李大浩にしても、日本での経験は決して無駄ではなく、逆に最大の“武器”にしてメジャーに挑戦していく。

 

 

 

記事参考

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20151110-00000009-nallabout-base