MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

メジャー新人王、NLはカブスのブライアント、ALはアストロズのコレア

 

今季のメジャーリーグ「ルーキー・オブ・ザ・イヤー」は、ナ・リーグカブスのクリス・ブライアント内野手(23)、ア・リーグアストロズのカルロス・コレア内野手(21)が選ばれた。

 

カブスのクリス・ブライアント三塁手(23)は、151試合、打率.275、26本塁打、96打点、出塁率.369、長打率.488をマーク。本塁打、打点ともに球団新人最多記録を更新し、三塁手として1年目に26本塁打以上は1947年以来、わずか3人しかいない。満票での新人王選出となった。

 

 

ドラフト1巡ピックで全体でも2位。代理人は大物代理人スコット・ボラス氏というから670万ドル(約8億円)という大型契約も分かる気がするが、話題になったのは、カブスがわざと開幕ロースターを外したこと。

 

選手は大リーグ出場登録172日で1年とされ、6年でFA権を取得する。ブライアントはオープン戦で9ホーマー、打率.425と打ちまくり開幕ロースターは確実だった。ところがセオ・エプスタイン編成担当取締役は「守備が拙い」とマイナーに回した。

 

ブライアントが開幕から12日間マイナーにいると、その後メジャー昇格しても172日の登録日数に不足し、FA権取得は1年遅れの2021年になってしまう。カブスは数十億円になるはずの年俸節約が可能だ。ブライアントのメジャー昇格は開幕から13日目だった。

 

 

一方、2012年のドラフト全体1位でアストロズに入団したコレアは、今年6月8日にメジャーデビュー。99試合に出場し、打率.279、22本塁打、68打点、14盗塁をマーク。投票では2位のフランシスコ・リンドーア内野手(インディアンス)を抑えて選出された。

 

 

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