MLB メジャーリーグ物語

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【MLB移籍情報】マエケン前田健太の動向に注目!ドジャースが有力?

 

侍ジャパンのエース・前田健太投手(27=広島)が16日の準々決勝プエルトリコ戦で快投を演じた。メジャー40人枠の選手が出場しない大会とはいえ7回4安打無失点の好投で、9―3の勝利に貢献した。

 

 

MLB移籍情報

 

 

その前田は大会終了後、ポスティングシステムによるメジャー移籍が濃厚。この日もネット裏ではパイレーツ、ダイヤモンドバックス、タイガースなど10球団を超えるメジャーのスカウトが集結していた。

 

前田はすでに、ダルビッシュや岩隈がエージェント契約を結ぶ「ワッサーマン・メディア・グループ」に代理人業務を委託したという情報も流れた。

 

メジャー移籍で名前が挙がっているのはドジャースダイヤモンドバックスなどで、GM会議では複数球団が強い関心を示したという。すでにダイヤモンドバックスは14日に2011年の新人王で今季9勝12敗の先発右腕ジェレミー・ヘリクソンをリリース、先発枠がさらに手薄になった。

 

相思相愛に近いのがドジャース。ここでも10月17日の記事で紹介したが、今季19勝、リーグトップの防御率1.66(WHIPも驚異の0.844)をマークした右のエース、ザック・グリンキー(32)が、18年まで結んでいた契約のオプト・アウト(破棄条項)を行使しFAになった。

 

今季、西地区で3連覇を果たしたドジャースも3番手以降が不安定な上、左のクレイトン・カーショーと2枚看板のグリンキーの引き留めに失敗した場合、先発陣が大幅に戦力低下する。

 

一方で、送り出すことになる広島は、昨年オフではポスティングを認めなかったが、前田は「来年いければいいと思う」と話していた。

 

鈴木球団本部長も「エースらしい働きをしてくれれば検討する。大事な試合に勝ち、チームメートやファンからも『良くやってくれた』と言われることを求めている」と“条件設定”。

 

チームは4位に沈んだものの前田は最多勝のタイトルに加えて沢村賞も受賞し、条件をクリアした。

 

日刊ゲンダイには「今季はエースとして十分な働きをした。ファンも同僚選手も納得して背中を押すだろうし、球団としてもさすがに認めるはずです。海外FA権を取得するのは再来年オフですが、現行のポスティング制度が来年オフに消滅する可能性がある。今オフであれば、確実に上限の入札金(20億円)が手に入る。来季去就を明言していない黒田が現役続行に傾いてもいるそうで、これも追い風になります」という代理人関係者の談話が載っていた。

 

 

前田の意中のチームは?でも、今季は買い手市場

 

一番の決め手になりそうなのが、前田自身の意思だと思うが、「仲の良い田中将大がプレーするヤンキースに好意を抱いているらしい」とチーム関係者が話す一方、「本命は西の名門球団・ドジャースだ」と広島OBが言ったという情報もあって面白い。

 

マエケンは家族のことを最優先に考えているようだ。12年にテレビ東海のアナウンサーだった早穂夫人と入籍したマエケンには、2歳の女児がいる。留学経験のある夫人は英語もできるようだが、ドジャースの本拠地ロサンゼルスは日本人が多く住み、教育環境も良い。今季から復帰した先輩の黒田の影響もあるみたい。マエケンは黒田からいろいろとリサーチしているからね。黒田は08年にドジャースに入団し、ロス郊外のビバリーヒルズに自宅を購入。12年にヤンキースに移籍してからも、家族をビバリーに残してニューヨークに単身赴任し、広島に復帰してからも家族はビバリー在住だ。黒田の娘さんは、近所に住むハリウッド女優のシャロン・ストーンの子供と友達だそうだ。マエケンの家族にとっても、黒田の家族が住むロスなら、いざというときに頼りになるはずだ」という記事もあった。

 

さまざまな憶測が流れているが、一部米メディアは「ヤンキース・田中の7年1億5500万ドル(約190億円)には届かないが、レンジャーズ・ダルビッシュの6年6000万ドル(約73億5000万円)には達する可能性はある」と激しい争奪戦を予想している。

 

これは前田の実績というよりは、その時の移籍マーケットによるところが大きい。需給バランスによるからだ。

 

田中の移籍時のようにフォローの風は吹きにくい状況。今季は大物FA選手が多く、その為、移籍マーケットは「買い手市場」という状況。いずれにしても「プレミア12」終了後の前田の動向に注目だ。