ヤンキースの田中将大投手は現地25日、フロリダ州タンパで行われたメッツとのオープン戦に先発、4回2/3を投げて4安打3失点、7奪三振でした。
今回で3度目のマウンド。投球数もほぼ予定通りの59球を投げ切って、あとはヒジの状態を数日かけて確認し、もう1試合投げて4月6日のブルージェイズとの開幕戦に投げるというシナリオになる。
More Tanaka Ks. Because, why not? #SpringTraining pic.twitter.com/VqkMOxKqUk
— MLB GIFS (@MLBGIFs) 2015, 3月 25
結果よりもヒジの状態が最も気になるところですね。今回の3失点も、1回は先頭打者に左翼線二塁打を許し、盗塁と捕手の悪送球で1点を失う失策がらみの失点。5回には2死から二塁打を許して降板。2番手が2ランを浴びたための1失点。
正味の失点は、4回の4番・メイデリーに左越えソロホーマーの1失点のみ。これで、3試合で10回1/3を投げて3失点12三振と昨年の前半のような凄みを見せつつある内容です。
ちなみに昨年のオープン戦は5試合21イニング、5失点、26三振、防御率2.14、WHIP0.86でした。
2年連続でプレイオフ進出を逃したヤンキースは、例年に比べて静かなストーブリーグでした。
例年のような資金にものを言わせた大補強を控える一方で、オリオールズから実力派左腕アンドリュー・ミラー投手を獲得。ブレーブスからトレードで右のセットアッパー、デビッド・カーペンター投手を補強するなどブルペン補強を優先しました。
その理由について、ハル・スタインブレナー共同オーナーは、右肘靭帯部分断裂で昨年途中に長期離脱した田中将大の故障再発防止策であることを明かしている。「こんな陣容のブルペンなら、我々はタナカに定期的な休暇を与えることが可能となる。そして、すべての先発投手のイニング数の負担を軽減することができる」
さらに、右膝の手術明けとなるCC・サバシア投手、昨季途中に広背筋肉離れで長期離脱したマイケル・ピネダ投手、トミー・ジョン手術から復活間近のイバン・ノバ投手ら、故障上がりのスターター陣の再発防止策だという。
以前にも書きましたがヤンキースは、4月17日のレイズ戦から5月17日のロイヤルズ戦まで31日間で30試合というタフな連戦が予定されているために、先発ローテーションを1枠増やし、先発6人体制を敷くことも首脳陣は検討している。
それが出来ない場合でもブルペンを厚くして、スターターの球数を抑えることで連戦を乗り切りたい方針 。
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