メジャーリーグのスプリングトレーニングは現地時間19日からアリゾナ、フロリダ両州で始まります。各球団ともまず投手と捕手のバッテリー組から始まり、野手組は4~5日ほど後から合流するパターンです。
《各チームのキャンプイン日程》
日本人選手ではカブスの和田が、フロリダで1カ月体作りをした後、11日にアリゾナ入り。自主トレ7度目のブルペンで37球を投げました。
和田は「アリゾナでも違和感なく低めに投げることができている。日米野球の時より全然いいですよ(笑い)」と仕上がりのよさに声を弾ませていたということです。今季は秘密兵器としてカットボールの習得に力を入れているという報道もありました。アリゾナ州メサで最も早く20日に始動します。
アリゾナでは、和田に続き21日にレンジャーズのダルビッシュと藤川がキャンプ初日を迎えます。右肘を痛めて昨年8月に離脱したダルビッシュは、米スポーツ専門サイト『BLEACHER REPORT』が開幕投手に予想しています。
しかし、レンジャーズはESPNがキャンプイン前に格付けしたところによればMLB25位。
その根拠として、ダルビッシュ、ホランドに続く先発ローテーション3番手以降を不安視しています。今季もダルビッシュに対する負担が増えそうです。
昨シーズン途中には、ダルビッシュが故障防止のために「先発6人制」を提言しましたが、今季のレンジャーズの投手陣はどうなるのでしょうか、注目です。
岩隈、田中も21日から、野手組のイチロー、青木は24日から始動
21日には昨季15勝のマリナーズ・岩隈もスタート。昨季覇者のジャイアンツに移籍した青木は、24日に動き出します。
.@Yankees pitching coach Larry Rothschild says 6-man rotation not out of question: http://t.co/4wr8veCluY pic.twitter.com/qN7duaDf6w
— MLB (@MLB) 2015, 2月 19
フロリダ州では、ヤンキースの田中が21日にキャンプインします。田中のヤンキースは、4月から5月にかけて31日間で30試合を戦うことから故障上がりの先発投手陣の負担軽減などを目的に、この期間に通常の先発ローテーションよりも1人多い「先発6人体制」の導入を検討していることが明らかになりました。
ジオンビーの引退でメジャー最高齢と報道されたマーリンズの41歳イチローは、24日から始動します。
今季、メジャー契約を結んだ日本人は投手7人、野手2人の計9人と少人数。ブルージェイズとマイナー契約の川崎は、招待選手としてキャンプに参加し、メジャー昇格を目指します。