「恩返し夢教室」と題した野球教室を開催
ブルージェイズからFAとなっている川﨑宗則内野手が7日、東日本大震災の復興支援活動として「野球教室」を開催した。
これは、スポーツイベントを実施しているダブルエディケーション(東京都)が主催し、東京電力福島第一原発事故で全村避難した村の子どもたちを励まそうと企画されてもので、福島県飯野町にある飯舘村の仮設飯舘中体育館で催された。
(写真、記事共に福島民報参考)
これには、飯舘中と同市にある飯野中の野球部員ら約40人が参加し、川崎選手とキャッチボールやランニング、ストレッチに取り組んだ。
川崎選手がキャッチボールで正確な制球を披露すると、中学生は歓声を上げて見入っていたという。首を振りながら変化球を投げるコミカルなしぐさも見せ、明るい川崎選手のキャラが、会場を楽しい雰囲気に包み込み、参加者から笑顔が絶えなかった。
川崎は、「野球が楽しくなるような練習に取り組むことが大切だ」と呼び掛けた。
スポーツ紙によれば、川崎はシーズン終了以来、「日本もアメリカも両方視野に入れている」「フィフティー・フィフティー(50:50)」と話し、オリックスなどが獲得に興味を示していた。
しかし、この日は「トゥエンティー・エイティー(20:80)」と発言。「どちらかは言えないので予想してください」と続けたが、複数の関係者によれば、メジャー残留に気持ちが固まりつつある。
いよいよ日本時間の明日9日からサンディエゴでウインターミーティングが始まるが、川崎は、今季メジャー3年目で自己最高の打率.258をマーク。堅実な守備でも貢献。地元トロントでもその明るいキャラクターで絶大な人気を誇ることから、ブルージェイズでの契約更新が有力視されている。