MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

田中将大 メジャー初登板 2回無四球3奪三振 球速92~94マイル

田中将大がサバシア、黒田に続き3人目でマウンドへ

 

C.C.サバシア、黒田、そして田中。現地のメディアからは、「ワールドシリーズの第7戦のような豪華リレーだ」とジョークがとんだ。

 

MLBの新人・田中将大のオープン戦初登板。オフの大型補強CFエルズベリー、RFベルトランは欠場したが、ジーター、イチローのレジェンドに加え、今季の正捕手マッキャン(6年連続20HR、オールスター7回選出)らの豪華ラインナップを見ることができた。

 

現地の中継レポーターは、今日のゲームに詰め掛けた150人を超える報道陣と日本の地上波からBS、CSの3局が中継している関心の高さをしきりに伝えていた。

 

Jスポーツ解説のAKI猪瀬は、ゴジラ松井以来の大フィーバーと伝えた。「報道ステーション」解説の工藤公康の姿もチラリと映っていた。

 

田中の投球は、この時期で4シームが92マイルから94マイルの球速。ここまでは、メジャー流の調整法で投げ込み不足が懸念されていましたが、球速を見ると順調な仕上がり具合といえそうだ。

 

ただ、何種類かの球種を試した中で、変化球の抜け球も多く、やや高めに浮いていたように見えた。その部分ついては、解説のマック鈴木がマウンドの固さなどを原因としてあげていた。

 

見どころは6回の2イニング目。メジャー25人ロースター、40人枠のメジャーリーガーとの対戦でしたが、ボテボテのセンター前を打たれたものの相手の中軸にも芯を食った打球はなかった。

 

松坂のデビュー時よりメジャーの公式球に対する違和感も気にしていない様子で、田中の初マウンドは、2イニング、32球、2安打、3三振、無四球。

 

イチローの先制打も出ました。黒田も安定感のあるマウンドだった。

 

田中将大のデビュー2イニング

 

【5回】サバシア、黒田に続き田中が登板

 

①6番ラフ(右) 初球は外角低めへ149キロ4シーム空振りストライク。2球目外角スライダー空振り。3球目146キロの4シーム?を打たれ中前安打

②7番アッシュ(左) 初球119キロカーブ外れボール。2球目148キロ4シームで左飛

③8番ラップ(右) 2-2から5球目スプリットが真ん中に抜けたが左飛

④9番ヘルナンデス(左) 6球目に151キロ(ファウル)。3-2から149キロ4シームで空振り三振

 

 

【6回】  田中の2イニング目。相手の中軸と対戦

 

⑤1番リビア(左) 0-2から141キロ外角低めに落ちるスプリットで空振り三振

⑥2番セデーニョ(右) 0-2から149キロ内角4シームで詰まらせたが中前へポテン安打

⑦3番ブラウン(左) 2-2から144キロの真ん中高め4シームで空

振り三振

⑧4番ドゥーガン(左) 2-1から146キロ4シームで中飛