エンゼルスの大谷翔平が現地6日、同地区ライバルのマリナーズ戦に今季5試合目の先発登板。6回0/3を投げて被安打6、奪三振6、失点2のクォリティスタート(QS)で3勝目(1敗)を飾った。
34歳ベテラン捕手レネ・リベラはキャンプで大谷の球を受けることはあったが公式戦では初コンビ。
リベラは「ゲームプランに沿って投げたよ。彼ら(マリナーズ)が良いチームだということは分かっていたからね。彼らに対して上手くプレーできたと思う。あらゆる球種を駆使したんだ。必要な場面で、スプリット、スライダーなどを使ったんだ。そして今日の彼の直球は良く制球できていたね。極めて優れた仕事をしてくれたよ」とコントロールの良さも評価した。
球数98球(ストライク59球)
フォーシーム48球
スライダー28球
カーブ11球
スプリット11球(うち空振り3球)
これまでよりスライダーとカーブの配分が多く、カーブは、勝負球でも使った。最速99.5マイル(約160キロ)をマークし、最も遅いカーブは74.2マイル(約119キロ)。約41キロ差の緩急をつけて、アベレージでMLB5位という好調マリナーズ打線を揺さぶった。
Those Ohtani breaking balls. 😱 pic.twitter.com/SjYu2xTq9i
— MLB (@MLB) 2018年5月6日
大谷のQSはこれで3試合。投手としてのスタッツは防御率が若干改善して4.10、WHIP1.13、トータル32奪三振。9イニング当たりの奪三振率K/9は10.94で及第点と言えるが、与四球率BB/9が3.76と悪い。
同じく快速球のジャスティン・バーランダーがBB/9で1.84、マックス・シャーザーが同2.26と比べても改善の余地がありそうだ。(ちなみにゲリット・コールは同1.60、田中将大は同1.76)
ただ、それは初めて球場の雰囲気、メジャーのマウンドの傾斜、硬さにアジャスト中といったところだろう。
大谷の次の登板は、インターリーグのロッキーズ戦(ロード)2試合を挟んで、現地10日から始まるホームでのツインズ戦のGAME4あたりになる予定。
【追記】
メジャーリーグ評論家の福島良一さん曰く現地5月6日は「1918年5月6日ベーブ・ルースが本格的二刀流を始めた日」だったらしい。