岩隈久志、価値ある200イニング超え
MARINERS 1
CARDINALS 2
岩隅久志は31試合目の登板。今日は若手捕手ズニーノとのバッテリー。インターリーグでセントルイスのブッシュスタジアムでは初登板。
お荷物といわれた“パイレーツの躍進”で大混戦のナ・リーグ中地区の首位との対戦。
リーグ最強打線を相手に4回まで安定感抜群のピッチング。今季のトータル投球回数も価値ある200イニングを超えた。
試合は5回にマリナーズがズニーノの3号ソロで先制。
その裏に岩隈は2本目のヒットで先頭打者を出す。カージナルスは、すかさず得意のヒットエンドランなどで揺さぶりをかけるが、マ軍は女房役のズニーノが2塁好送球で盗塁を刺すなど、バックも岩隈を守る。
プレーオフを争う強豪相手に締まった試合展開。
6回にもマリナーズは1死一三塁とチャンスを作るがアクリーの併殺打でチャンスをつぶす。
このあと岩隈は7回を投げきって94球、7回無失点。被安打3、与四球2、奪三振1。失点0で、2番手投手にマウンドを譲った。
最後の三振に討ち取った球は94マイルを掲示していた。シビレる31回目のマウンドだった。ナ・リーグ主催ということで、岩隈にとってのメジャー初打席は三振でした。日本では22打席1安打。
また、この試合で楽天時代2008年の年間201イニング2/3を超えるキャリアハイをマークしている。
その後、試合は2対1でカージナルスがサヨナラ勝ち。
セントルイス・カージナルスは、日本人プレイヤーでは田口壮が在籍していたチーム。セントルイスは全米でも野球ファンが多い“ベースボールタウン”として有名。
アメフトのプロリーグ(NFL)で同じ名前の「セントルイス・カージナルス」があったが、成績不振で人気も出ずセントルイスを去ってアリゾナのフェニックスにフランチャイズを移している(1988年)