カブスの今永昇太がメジャーデビュー戦で初勝利。本拠地開幕戦のロッキーズ戦で、6回途中までノーヒッター無失点という圧巻の投球を見せた。
MLB2024 GAMEDAY
6回は二死までノーヒッターの快投
本拠地シカゴは気温6度。強い風が吹く中、5回まではヒットを1本も許さず0対0で迎えた6回は二死までノーヒッターだった。
二死から連続ヒットを許し一塁二塁のピンチを招いたものの後続は空振りの三振に切りとって6イニング無失点の圧巻の投球内容だった。
今永は92球を投げて被安打2、奪三振9、与四球0、失点0。熱狂的で知られるカブスファンの前で衝撃のデビューを飾った。
Today, Shota Imanaga became the second pitcher in @MLB history (since at least 1901) to toss at least 6.0 scoreless innings, with no walks and nine-plus strikeouts in their major league debut. pic.twitter.com/H8Tmi2kjO2
— Chicago Cubs (@Cubs) April 1, 2024
6回に3点を先制したカブスは7回にも得点を加えて5対0で勝利。今永はメジャー初登板で、記念すべき初勝利をあげた。
「2番DH」でスタメン出場したカブスの鈴木誠也は第1打席がセンターライナー、その後はセンターフライ、ライトへのヒット、四球で3打数1安打1四球。2試合連続安打で今季の打率は.222、OPSは.541となっている。
今永昇太コメント
デビュー戦を初勝利で飾った今永は、「気持ちが力んでしまうことはなかった。今までどおりの朝を迎えた」と振り返り、「日本時代から僕の苦しい時も見てくれている方が、朝起きた時に『良かったね』と言ってくれるような結果を出したいと思っていた」と試合に臨んだ心境を明かした。
Shota. Imanaga.
— MLB (@MLB) April 1, 2024
Learn the name. pic.twitter.com/zjuOgHdWpD
さらに今永は「フォアボールがゼロというのが自分に合格点をあげたいところだ。データなどを使って根拠を持って投げることをやりたいと思っていて、きょうはそのとおりにできそうな指のかかりなどがあった。やりたいことがマウンドでできたことに安心した」と自身のピッチングに手応えを感じている様子だったという。