昨年のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)で日本の優勝に貢献した今永昇太と大谷翔平が日米を通じて初めて対戦した。
MLB2024 GAMEDAY
今永好投でカブスが3連戦2勝
このブログでも紹介したが、メジャーデビュー戦で初勝利をあげた今永投手は日本時間8日、本拠地シカゴで行われたドジャース戦に中5日で先発登板。
大谷との対決は2打席あった。無死走者無しで迎えた最初の対戦は今永が追い込んでからファウルで粘られたが、9球目の94.4マイルのスピンの効いた4シームで空振り三振を奪った。
Shota Imanaga punches out Ohtani 💪
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) April 7, 2024
(via @MLB)pic.twitter.com/8D8nr3DoPp
3回の2度目の対戦は、三塁ファウルフライに打ち取って2打席連続で抑えるとその後もテンポよく投げ込み、ドジャースの強力打線を相手に4回まで被安打2、無四球無失点に抑えた。
4回裏途中に降雨のため2時間50分の中断。今永は5回表のマウンドには上がらず、2勝目は次回以降に持ち越しとなった。
この日の今永は4イニングで被安打2、無四球無安打の好投で防御率0.00をキープしている。
地元放送局「マーキースポーツ・ネットワーク」では、X(旧ツイッター)で今永の記録を投稿。「(1901年以降で)メジャーリーグでの最初の2登板で(相手の)得点を許さなかった最長イニングを記録しているカブス投手」と紹介している。
ドジャースはカブス投手陣の前にわずか4安打に終わり、8回表に大谷のタイムリー二塁打で1点を返すのが精一杯だった。4回までに7点を奪ったカブスが8対1で勝利。強豪ドジャースとの3連戦を2勝1敗で勝ち越した。
大谷は4試合連続のマルチ安打
大谷翔平は試合再開後の6回表に今季初の三塁打、8回表にタイムリー二塁打を放ち、4打数2安打1打点の活躍(打率.320、OPS.944)。4試合連続のマルチ安打をマーク。
一方、カブスの鈴木誠也は2回裏に犠飛を放ち、3打数でノーヒット1打点1死球だった(打率.286、OPS.871)。
▼今永昇太コメント
4回無失点の好投で勝利に貢献した今永昇太投手は、「チームが勝ってよかった。フォアボールがなく辛抱強く投げられた」と試合を振り返った。
勝ち投手の権利まであと1イニングというところで交代したことについては「そこは気にしていなくて、アメリカのスタイルだと思って気持ちの切り替えもしやすい。気には留めていない」とコメント。
大谷との対決については「勝負というのは紙一重なので打ち取った打球がホームランになっていたかもしれない。きょうは、たまたま抑えることができた。これを継続できるように頑張る」と話した。