大谷翔平の次は山本由伸の契約先が気になる方も多いと思うが、それはもう少し時間がかかるだろう。現地メディアの報道ではヤンキースとメッツにドジャースやジャイアンツも名前が挙がっている。
そして、大谷争奪戦に敗れたカブス、ブルージェイズ、エンゼルスや、ウィンター・ミーティング期間中に山本獲得を「最重要事項」の1つに挙げていたレッドソックスも山本獲得に乗り出す可能性があるということだ。
MLB契約情報
山本は日本時間13日にドジャースタジアムを訪ね、センターの大型スクリーンには背番号「18」を付けた山本由伸の姿も映し出されたらしいが、正式決定には時間がかかりクリスマス前までかかるかもしれない。
ここでは確定した移籍契約情報を紹介したい。先発ローテーションの強化を進めているロイヤルズが珍しく積極補強をすすめている。
ロイヤルズがパドレスからFAとなっていた右腕セス・ルーゴと3年4500万ドルの契約を結ぶことで合意した。
ルーゴは1989年11月生まれの34歳。メッツで2016年にデビューし、メッツ時代に34勝24敗、防御率3.48。途中からブルペンに転向して61ホールド、16セーブをマークしている。
今季は先発転向を希望してパドレスと契約。26試合に先発して146.1イニング、8勝7敗、防御率3.57、140奪三振をマーク。
Royals, RHP Seth Lugo reportedly agree to 3-year deal, per @MLBNetwork insider @JonHeyman. pic.twitter.com/0ZGcYtHy9b
— MLB (@MLB) December 12, 2023
MLB公式サイトによるとロイヤルズがFA選手とこれほどの契約を結ぶことは珍しく、ルーゴの3年4500万ドルは、アレックス・ゴードンの4年7200万ドル、イアン・ケネディの5年7000万ドル、ギル・メッシュの5年5500万ドルに次いで球団史上4番目の高額なFA契約になるという。
これでロイヤルズの先発ローテーションは、コール・ラガンス、ブレイディ・シンガー、ジョーダン・ライルズにルーゴを加えた4人が確定した。
さらにロイヤルズは、救援右腕クリス・ストラットンと2年800万ドルの契約を結ぶことで合意した。
すでにブルペンに34歳左腕ウィル・スミスとブレーブスとのトレードで獲得した33歳右腕ニック・アンダーソンを追加しており、いつもは静かなオフのロイヤルズが異例ともいえる投手陣強化に動いている。
スミスは大木のメディアで紹介されているが、北米4大プロスポーツリーグ史上初となる3年連続で異なる3チームで優勝を経験したラッキーな投手だ。