敵地デトロイトで魅了してくれた「大谷翔平劇場」をこのブログでも記録しておきたい。
前日の試合が降雨のためダブルヘッダーになった現地7月27日(日本時間28日)、敵地デトロイトでのタイガース戦GAME1はすでに紹介したように9イニングを被安打1の完封というキャリア最高のマウンドだった。
大谷翔平NEWS
そして40分間のインターバルの後、開催されたGAME2。
圧巻の111球を見た後は豪快なアーチが飛び出した。今度は打者大谷が躍動した。チームの勝利のために...。
そして、早朝の日本列島に衝撃のニュースを届けてくれた。GAME2では第2打席で37号2ランを放つと、興奮が冷めやらぬ4回にも2打席連発の38号ソロ本塁打をマークした。
本塁打キング独走の37号、そして38号
「2番DH」でスタメン出場した大谷は、2回2死一塁の第2打席で、逆方向への37号2ランだった。
GAME1でも角度のある打球を放っていたので本塁打が出そうな雰囲気はあったが、37号はタイムリーヒットの1番ザック・ネトを一塁に置いて先発左腕パトリック・サンドバルを強烈に援護する一撃だった。
silly to think he wouldn't do more spectacular stuff today!!!#GoHalos pic.twitter.com/d0vB4U7vyV
— Los Angeles Angels (@Angels) July 27, 2023
この回の一挙5点で一気に試合が決まったように感じた。3回に2点を返されたが、4回にはエデュアルド・エスコバーの5号ソロと大谷の2打席連発となる38号ソロで突き放した。
38号ソロは飛距離435フィート(約133メートル)、打球速度116.9マイル(約188キロ)、打球角度22度の右中間の深いところに架けた美しいたアーチだった。
No MLB player in history has ever had a day like Shohei Ohtani had yesterday. We'd only seen stuff like this in video games.
— Codify (@CodifyBaseball) July 28, 2023
(graphic via @sportingnews 👊)pic.twitter.com/bcnGjA006m
大谷は腰の「けいれん」で途中交代
チーム本塁打数でア・リーグ1位のエンゼルスだが、この日はハンター・レンフローにも16号ソロが飛び出して4本塁打で11対4とタイガースを圧倒した。
大谷は腰の「けいれん」で途中交代したが、3打数2安打2本塁打3打点の活躍で今季の打撃成績は打率.298、38本塁打、80打点、OBP.395、OPS1.070となった。
16連戦が始まったが、大谷の完封劇もあってカルロス・エステベスやマット・ムーアなどのブルペン陣を休ますことができたのは大きい。大谷もどこかのタイミングで休ませたほうが良いかもしれない。
エンゼルスはこれで4連勝。貯金は5となった。それでも地区3位で首位のレンジャーズとは6ゲーム差。ワイルドカード枠へも圏内まで3ゲーム差だ。
明日からはカナダのトロントへ移動してワイルドカード枠を争うブルージェイズとの3連戦。その後は敵地で強豪ブレーブスと3連戦。
なんとか1試合でも多く勝利を積み重ねたい。エンゼルスと大谷にとっては1試合も落とせない毎日がプレーオフのようになってきた。