MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

エンゼルス 9回大谷翔平の33号ソロが反撃の狼煙 土壇場で同点 延長サヨナラ勝ち 

 

エンゼルスが最大6点差のビハインドを得意の本塁打攻勢で跳ね返して同点に追いつき。その後も3点差をつけられた最終回に大谷翔平が反撃の狼煙となる33号ソロを放ち追撃。延長タイブレークの末、相手のミスからサヨナラ勝ちで勝利をもぎ取った。

 

 

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最大6点差跳ね返して連敗を6で止める 

 

両軍合わせて31安打、最終スコア13対12という壮絶な試合だった。昨日の拙攻&拙守で指揮官から檄が入ったエンゼルスの選手たちが意地を見せたゲームだった。

 

大谷翔平は「2番DH」でフル出場。対戦成績31打数4安打の打率.129、1本塁打、10三振と苦しめられていたアストロズのエース、フランバー・バルデス相手に第4打席まで3三振。1試合3三振は5月28日(同29日)の本拠地・マーリンズ戦に並んで今季ワーストだった。

 

ただし、これだけでは終わらないのがスパースターの大谷翔平だ。最終回に意地の33号ソロ弾を相手の守護神から放つと、それが反撃の狼煙となってエンゼルスは3連打。最後はハンター・レンフローが同点タイムリー。土壇場で追いつき延長タイブレークへ。

 

 

 

 

エンゼルス打線が6点ビハインドを追いつくという意地を見せた!

 

この日は、2回に前日に守備のミスで“懲罰交代”となったルイス・レンヒーフォが右翼へ先取点となる3ランを放ち、汚名返上弾で幸先よくリードを奪った。

 

しかし、先発左腕リード・デトマーズが3、4回と2イニング連続の2失点であっさり逆転を許す。デトマーズは6イニングで4失点、期待の若手左腕だが、これで今季の防御率は4.42。

 

7回には2番手クリス・デベンスキーがホセ・アブレイユの8号3ラン含む被安打5と捕まって5失点と炎上。これで勝負はついたかに思われた。

 

ところがここからゲームは大きく動いた。7回裏、1番ザック・ネトが7号2ランでバルデスを引きずり下ろすと5番エドゥアルド・エスコバーのライト前タイムリー。6番マイク・ムスタカスの7号3ランで一気に6点をたたき出して同点。

 

ゲームのモメンタムはエンゼルスに流れたかに見えたが、8回に約2か月ぶりの登板となった元ソフトバンク左腕マット・ムーアが8番チャズ・マコーミックに2ランを浴びて再びリードを許し、9回にも5番手タッカー・デービッドソンが失点して3点差で9回裏のエンゼルスの攻撃へ。

 

大谷33号ソロがきっかけ 諦めない姿勢で9回裏に同点

 

9回は、先頭の大谷が、守護神ライアン・プレスリーから意地の33号ソロを叩き込む。センターへ後半戦初のアーチを描いてチームに勢いをつけた。

 

 

 

 

チームリーダーが諦めない姿を見せたことでエンゼルスはここからウォード、モニアック、エスコバーが3連打。そしてレンフローがセンター前タイムリーで追いついた。

 

延長10回はカルロス・エステベスが無失点に抑え、その裏、大谷は申告敬遠で一塁へ歩いたが、ウォードのセカンドゴロをWプレーを焦ったショートのルーキー、グレイ・ケッシンジャーが一塁に悪送球。その間に二塁走者が生還し、サヨナラ勝ちを飾った。

 

 


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エンゼルスの広報を務めるマット・バーチ氏によれば、今シーズンのチームのサヨナラ勝利はいずれも相手の悪送球と野選によるものだという。