MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

マッチョマン吉田が5試合連続のマルチ安打で打率もリーグ3位に

 

レッドソックス吉田正尚外野手は6日(日本時間7日)、本拠地でのレンジャーズ戦に「3番レフト」でスタメン出場。第2打席にレフト前安打、第5打席にセカンド内野安打を放ち、自己最長の5試合連続マルチ安打をマーク。打率も.312までアップして首位打者ボー・ビシェット(打率.320)の背中が見え始めた。

 

 

MLB2023 GAMEDAY

 

 

吉田は初回の第1打席が相手先発イオバルディのアウトロー4シームをひっかけてセカンドゴロ。これが進塁打になってチャンスメイク。続く4番デバースのセカンドゴロで1点をレッドソックスが先制。

 

3回無死一塁で迎えた第2打席、今度は外寄りの4シームを反対方向へ弾き返してレフト前にゴロで抜けるヒット。これで5試合連続安打。

 

第3打席はショートゴロに倒れたが、7回の第4打席はファーストゴロ。この回は打者一巡の猛攻で第5打席が回ってきてセカンドへの高く弾む内野安打でこの日2本目のヒット。打点1も稼いだ。

 

レッドソックスはこの回6点を挙げるビッグイニングで一気に逆転して10対6で勝利した。

 

吉田は今季32度目のマルチヒット。しかも自己最長の5試合連続マルチ。本塁打が9本とメジャーのオールスタークラスと比べて物足りないが、打率でリーグ3位。

 

ここまで76試合で打率.312、打点42、本塁打9、盗塁4、OBP380、OPS859、得点圏打率.291。

 

 

首位打者争いは、既定打席に達していないレンジャーズのコーリー・シーガーが打率.360。このまま普通に出場すると7月末には規定打席に達してトップに躍り出るという予想もあり高いハードルだ。

 

ただし、打率、OPSでチームトップ。1年目のシーズンとしては申し分のない活躍だ。3割キープで最低でも20本塁打のラインには到達したいだろう。

 

この連勝でレッドソックスは東地区最下位だがワイルドカード争いで5位まで浮上。エンゼルスを抜いて圏内のヤンキースブルージェイズまで3ゲーム差になった。