MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

【MLB2023】ヌートバー1安打3出塁 ラッチマンも5安打4打点と爆発

 

1968年以来55年ぶりに全30球団が一斉にレギュラーシーズンの開幕を迎えたメジャーリーグ。その開幕戦のトピックスをいくつか紹介したい。

 

MLB2023   Opening Day

 

カージナルスブルージェイズインターリーグによる開幕カードはカージナルスの本拠地で開催されの両軍34安打の乱打戦の末、10対9でブルージェイズが勝利した。

 

ヌートバーも1安打3出塁の活躍

 

第5回ワールド・ベースボール・クラシックWBC)でも日本代表の1番打者として明るい話題を提供してくれたカージナルスラーズ・ヌートバーは「2番・左翼」でスタメン出場し、4打数1安打2四球で3出塁と所属チームでも存在感を示した。

 

 

 

カージナルスで20歳以下の開幕デビューは100年ぶり

 

また、「MLBパイプライン」のプロスペクト・ランキングでメジャー全体4位という高評価を受けているカージナルスの超有望株ジョーダン・ウォーカーが「8番・右翼」の開幕スタメンでデビューし、メジャー初打席で初安打と初打点を記録している。

 

 

現在20歳のウォーカーは2020年ドラフト1巡ピック(全体21位)でカージナルスに入団。

 

MLB公式サイトによるとカージナルスで20歳以下の選手がメジャーデビューするのは、1999年のリック・アンキール以来24年ぶりらしい。

 

さらに、20歳以下の野手が試合に出場したのは、1981年のデービッド・グリーンが最後で、20歳以下で開幕スタメンとなれば、1923年のハワード・フライゴー以来100年ぶりということになるという。

 

 

カージナルスMLBを代表する名捕手だったヤディア・モリーナとMLB歴代4位の703本塁打、歴代2位の2218打点を記録したアルバート・プホルスが昨年引退したが、ヌートバーやウォーカーなどの若いプレーヤーが続々と台頭しているのは、さすがベースボールタウンの名門球団という感じがする。

 

ラッチマンも第1号本塁打含む5安打4打点

 

元トッププロスペクトで昨年5月にメジャーデビューしているオリオールズの2年目アドリー・ラッチマン捕手もレッドソックスとの開幕戦でマスクをかぶった。

 

 

ラッチマンは、初回の第1打席で右翼席への1号先制ソロを放つと、その後も内野安打、四球、左翼への2点タイムリー、左翼へのタイムリー、再び三塁への内野安打と第1号本塁打含む5打数5安打1四球で4打点の猛打賞を記録。

 

捕手が開幕戦で5安打と6出塁を記録するのは、1901年以降でいずれも初めてのことだった。

 

エンゼルスのオホッピー捕手もタイムリーヒット

 

同じく若手の捕手でいえばエンゼルスローガン・オホッピーも開幕スタメン出場を果たした。

 

 

オホッピーは2000年2月生まれの23歳で、正捕手スタッシの代役としての出場だったが、開幕戦では球団史上最年少のスタメン捕手として大谷翔平のボールを受け、タイムリーヒットも記録した。