ジャイアンツと13年3億5000万ドルで入団合意に達したはずのカルロス・コレアがまさかの破談。直後に12年3億1500万ドルでメッツへの電撃入団が決まった。
MLB移籍情報
ジャイアンツは現地時間20日、予定していたカルロス・コレア遊撃手の入団会見を中止していた。AP通信のロナルド・ブラム記者によれば、関係者がメディカルチェックで健康上の懸念が生じたということだった。
ここでも何度か紹介したが、コレアは過去8年間で7度の負傷者リストに入っており、通算203日間欠場。
腰や背中に不安を抱え、シーズン150試合以上は1シーズンしかなく8年間で888試合は平均111試合。短縮シーズンを除いても平均約118試合しか出ていない。
28歳でもこれだから今後を考えるとジャイアンツが慎重になるのもわかる気がする。
球団としても、名手バスター・ポージー捕手とのあいだで結ばれた9年1億6700万ドルを大きく上回る球団史上最大の超大型契約をするにあたって厳しい基準を設けているのだろう。
コレアとメッツが合意した契約は、12年総額3億1500万ドルで、年平均(AAV)2625万ドル。
稼働率の悪い選手にこれでも高すぎる気がするが、ジャイアンツとのAAV2692万ドルよりは多少は下がった。
コレアは、メッツ移籍に伴い三塁への転向になるもようで、同じプエルトリコ出身で親友のフランシスコ・リンドーアと三遊間コンビを組むことになる。
メッツは今オフ、先発ローテーションからジェイコブ・デグロムやクリス・バシット、タイファン・ウォーカーらがFAで流出、ブルペンからも62試合に登板したセス・ルーゴ、55試合に登板したジョエリー・ロドリゲスがFAで流失した。
それでもサイ・ヤング賞3度のジャスティン・バーランダーをはじめ千賀滉大、ホゼ・キンターナを獲得。
ブルペンにはナ・リーグの最優秀救援投手賞(トレバー・ホフマンNL最優秀救援投手賞)を受賞した守護神エドウィン・ディアズとは11月の上旬に5年総額1億200万ドルで再契約を済まし、その前を投げるアダム・オッタビーノの再契約も決めた。
さらにFA市場からデビッド・ロバートソンやトレードでブルックス・レイリーをブルペンに追加して戦力低下を抑えている。
野手では1番打者のブランドン・ニモを8年1億6200万ドル大型契約で引き留めるなど怒涛の“爆買い”を展開している。
The Mets are STACKED 🤯
— FOX Sports: MLB (@MLBONFOX) December 21, 2022
Do they have the best lineup in baseball? pic.twitter.com/q0TUksS0dV