ハッピーホリデーと呼ばれているクリスマス休暇のの前に続々と注目のリリーバーたちの移籍先が決まったようだ。
MLB契約情報
メッツがブルペン補強
現地12月20日(日本時間12月21日)、アダム・オッタビーノ投手がニューヨーク・メッツと再契約に合意した。
オッタビーノの契約は、ESPNのジェフ・パッサン記者によると2年1450万ドルで、1年目終了後に契約を破棄できるオプトアウトの権利、各シーズンごとに100万ドルのインセンティブが付くらしい。
Alexa, play Alive by Kid Cudi because Adam Ottavino is coming back to Queens. pic.twitter.com/vO626PZlWp
— SNY Mets (@SNY_Mets) December 20, 2022
メッツのブルペン陣は、今季62試合に登板したセス・ルーゴ、55試合に登板したジョエリー・ロドリゲスがFAで流失したが、ナ・リーグの最優秀救援投手賞(トレバー・ホフマンNL最優秀救援投手賞)を受賞した守護神ディアスとは11月の上旬に5年総額1億200万ドルで再契約を済まし、その前を投げるオッタビーノの再契約も決めた。
ほかにもFA市場からでデービッド・ロバートソン、トレードでブルックス・レイリーをブルペンに追加して戦力低下を抑えている。
キンブレルはフィリーズに
メッツの大補強をライバルたちも黙っては見ていない。ドジャースからフリーエージェント(FA)となっていたかつてのセーブ王クレイグ・キンブレルとフィリーズは1年1000万ドルの契約で合意した。
キンブレルは、ドジャースやシカゴの2球団では年平均1600万ドルだったが、今回の契約は約40%ダウンになった。
現役最多の通算394セーブを記録しているキンブレルは、400セーブ到達まで目前に迫っているが、この契約で、そのマイルストーン到達が見えてきた。400セーブに到達すればメジャー史上7人目だ。
ただし、フィリーズではクローザーを確約されたわけではない、今季所属したドジャースでは9月以降にその任を解かれ、プルペン投手に回された。9月のセーブ数は1しか記録していない。
その結果、地区シリーズではロースターからも外されていた。
来季で35歳、7球団目のフィリーズでは、セランソニー・ドミンゲスやホセ・アルバラードとクローザー争うことが予想される。
フィリーズのブルペンはMLB30球団中、チーム防御率で23位。
今季は運よくワイルドカード3番手からナショナルリーグの頂点まで上り詰めたが、来季もシーズン101勝のブレーブスとメッツが相手だけに、ベテラン右腕の絶対的な安定感が期待される。