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【MLB移籍情報】ジャッジは? 2022-23年オフの最新FAランキング

 

先月も紹介した米移籍情報サイト「トレードルーマーズ」による2022年-23年オフの最新フリーエージェント(FA)ランキングを紹介したい。

 

 

MLB移籍情報

 

 

このオフはヤンキーススラッガーアーロン・ジャッジらがフリーエージェント(FA)の権利を獲得する。同サイトのFAランキングでもそのジャッジがトップだ。

 

※本文中の数値は当サイトの調べで、日本時間9月6日終了時点。WARはベースボールリファレンスのbWAR。

 

01 アーロン・ジャッジ WAR8.4
02 トレイ・ターナー WAR4.3
03 ノーラン・アレナド WAR7.3
04 カルロス・コレア WAR3.7
05 ザンダー・ボガーツ WAR5.3
06 ジェイコブ・デグロム WAR1.4
07 ダンスビー・スワンソン WAR4.9
08 カルロス・ロドン WAR4.5
09 ジャスティン・バーランダー WAR4.6
10 エドウィン・ディアズ WAR2.7

 

参考程度にWARを表記したが、WARとランキングは、それほど関係ないようだ。投手の方がFA市場で需要が多いというこなのだろう。実際のWARよりランキングは上位に入ることが多い。ちなみに大谷翔平はWAR 7.9だ。

 

前回からの変化は5位だったジョー・マスグローブ投手パドレスと 5年間の契約延長にサインしたことでランキングから外れた。

 

マスグローブは3月に年俸調停を回避して1年862.5万ドルで契約した。その後、8月1日にパドレスと5年総額1億ドルの延長契約を結んでいる。

 

また、前回9位だったウイルソン・コントレラス捕手がトレードデッドライン前に移籍しなかったことで、このままではカブスがクォリファイングオファーを提示して、彼の移籍にはドラフト指名権の補償や喪失が絡んでくることになる。

 

そうしたことから、コントレラスはドラフトピック報酬の対象となり彼を獲得した場合はドラフト指名権を失うため、結果として今回のランキングでもダウンしている。

 

ヤンキースからの7年2億 1350 万ドルの延長オファーを断ったジャッジが文句なしの1位。リーグトップの54本塁打、117打点、OBP1.085、WAR8.4は最高の契約更改シーズンをおくっている。

 

大谷翔平も素晴らしいが打席でのジャッジのWARは、打席とマウンドでの大谷の合計価値を上回っている。

 

 

前回3位だったドジャーストレイ・ターナーが2位にアップ。Statcast の平均スプリント・スピードの数値ではMLB最速のスピードスター。

 

今季はここまで打率.308、18本塁打OPS.851。過去5年間で平均打率.303、出塁率.358、長打率.493 。3年連続3割以上の打率。2021年は28本塁打。オールスターにも21年22年と連続で選出。

 

二遊間と外野も守った経験があるユーティリティでもあり、コスパは最高、最もバランスの取れたプレーヤーの1人という評価だ。

 

カージナルスノーラン・アレナドが前回6位から順位を上げた。2019年にロッキーズと結んだ6年総額1億9900万ドルの契約が残っているが、2021年と22年にオプトアウトの権利がついているので、権利を行使すればFA市場に出てくる。

 

代理人スコット・ボラスさんなのでオプトアウトしそうだが、アレナドの契約は下記のように2023年から27年まで5年総額1億4400万ドル。これにMVP5位以内や様々なボーナスが付く。

 

2023年3500万ドル

2024年3500万ドル

2025年3200万ドル

2026年2700万ドル

2027年1500万ドル

 

31歳の年齢から考えて、この契約を上回る高額オファーをカージナルスが出すかどうか注目だ。

 

アレナドはデビューから9年連続ゴールドグラブ賞受賞の名手で、年齢から考えてもこれ以上の長期は厳しいかもしれない。

 

ただし、ジョシュ・ドナルドソンの契約が23年で終わるヤンキース三塁手が穴のメッツ、ジャスティン・ターナーの契約が23年終了後に切れるドジャースあたりが欲しがるかもしれない。

 

 

 

www.mlbtraderumors.com