大谷翔平の移籍が決まった。来季のドジャースのラインナップとかを考えると楽しくなってくるが、その前に大谷翔平の空前絶後の契約金について触れていきたい。
MLB移籍情報
スポーツ界の大型契約は?
日本の契約は比較にならないが、北米4大プロスポーツ(MLB、NFL、NBA、NHL)では、NFLチーフスのQBパトリック・マホームズが2031~32年シーズンまで結んだ10年5億300万ドルが最高額だった。
この額をサラリーキャップのないMLBが大谷翔平というベーブ・ルース以来100年ぶりのスパースターの登場で塗り替えた。
MLB公式サイトではFA契約の歴代トップ10を特集。それを参考に紹介したいが、契約総額と年平均額のトップ10は以下のようになっている。
為替レートは刻一刻と変わるので米ドルで表記するが、実感がわかないので、アバウトで1円=100円で変換していただきたい。1億ドル=100億円だ。
また、このランキングは1回のFA契約のみが対象。契約した数年後に所属球団との契約延長した場合は含まない。
契約総額トップ10
10年7億ドル
2 アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
9年3億6000万ドル
13年3億3000万ドル
4 コリー・シーガー(レンジャーズ)
10年3億2500万ドル
5 ゲリット・コール(ヤンキース)
9年3億2400万ドル
6 マニー・マチャド(パドレス)
10年3億ドル
11年3億ドル
8 ザンダー・ボガーツ(パドレス)
11年2億8000万ドル
9 アレックス・ロドリゲス(ヤンキース)
10年2億7500万ドル
10 アレックス・ロドリゲス(レンジャーズ)
10年2億5200万ドル
レンジャーズがAロッドと10年総額2億5200万ドルで契約した2001年の時も驚いたが、大谷の契約も前代未聞の高額契約だ。
あの時はAロッドも契約金に見合う活躍をしてレンジャーズでプレーした3年間は、毎年「本塁打王」に輝き、ヤンキースにトレードされるまで平均52本塁打、132打点を記録した。
2004年にヤンキースにトレードされてからも2005年、2007年と2度の本塁打王を獲得しあの10年間はイチローやプホルスもかすむほどの輝きを放っていた。
その後の10年間は薬物問題も発覚して残念だった。
その後、年俸は年々高騰し、昨年はジャッジが3億6000万ドルでトップに立った。
MLBの過去最高額はトラウト(エンゼルス)が2019~30年に結んだ12年4億2650万ドルという日刊スポーツの記事もあったが、これは2020年までの2年総額6650万ドルの契約に10年総額3億6000万ドルを上乗せしたことによる最高額。あくまでも契約延長による12年総額4億2650万ドル。
年平均額トップ10
7000万ドル
2 マックス・シャーザー(メッツ)
4333万3333ドル
2 ジャスティン・バーランダー(メッツ)
4333万3333ドル
4 アーロン・ジャッジ(ヤンキース)
4000万ドル
5 ジェイコブ・デグロム(レンジャーズ)
3700万ドル
6 ゲリット・コール(ヤンキース)
3600万ドル
3500万ドル
3500万ドル
9 ザック・グレインキー(ダイヤモンドバックス)
3441万6666ドル
10 トレバー・バウアー(ドジャース)
3400万ドル