大谷翔平選手が所属するエンゼルスは23日(日本時間24日)、アート・モレノ・オーナーが球団売却の可能性を模索しているとの声明文を発表した。
MLB2022 エンゼルスに朗報?
76歳のモレノは、クラブを売却する可能性を含め、その代替手段を検討するための正式なプロセスを開始したという。
衝撃のニュースだったが、メジャーで最も編成に「口を出す」オーナーとしてファンからは評判の悪いオーナーだった。
モレノは「エンゼルスを20シーズンにわたって保有できたことは大きな栄誉であり、特権でした」とのコメントを発表。
Today, Angels Baseball announced that the Organization has initiated a formal process to evaluate strategic alternatives including a possible sale of the team. pic.twitter.com/ZdQb34V4Ns
— Los Angeles Angels (@Angels) August 23, 2022
NEWS: The @Angels say they've retained longtime sports banker Sal Galatioto to explore strategic options, including a possible sale of the @MLB team.
— Eben Novy-Williams (@novy_williams) August 23, 2022
We value the Angels at $2.5 billion, 8th in MLB and 51st among U.S. sports franchises. pic.twitter.com/dCxxxOfEBj
モレノは2003年に1億8400万ドルでウォルトディズニー社からエンゼルスを買収。
それ以降、2004年、'05 年、'07 年、'08 年、'09 年、'14 年に ALウェストで6度の地区優勝を成し遂げたが、2016年以降は7年連続で負け越しのシーズンが続いてポストシーズンからも遠ざかっている。
地元紙「オレンジ・カウンティー」は今年中にまとまる可能性もあるとしながら、「1、2年かかる」ケースもあると指摘。
FOXニュースがその声明をうけて早速メジャー30球団の資産価値を発表。それによればエンゼルスは8位。トップはヤンキースだ。
エンゼルスは新球場や球場周辺の再開発もとん挫
今年5月、アナハイム市議会は、エンゼル・スタジアムと周辺の土地をエンゼルスに売却する契約を無効にすることを全会一致で決議した。
これにより、球団が球場周辺に商業施設やホテルなどを建設する再開発プランも白紙となった。
こうしたことも球団経営の情熱を失い「売却」への要因になったに違いない。
たしかにモレノは、メジャーで最も編成に「口を出す」オーナーとして評判が悪かったが、誰がオーナーになろうと気になのは大谷翔平の契約や去就だ。
当分の間、エンゼルスの売却騒動から目が離せない。
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