現地10月1日(日本時間2日)、エンゼルスは大谷翔平と新たに1年3000万ドル(約43億5000万円)の契約に合意したと発表した。
MLB契約情報 大谷翔平
大谷翔平は来季が年俸調停3年目だが、エンゼルスは大谷翔平との調停を回避し、年俸3000万ドル(約43億円)の1年契約で合意したことを明らかにした。
Shohei Ohtani will earn $30MM in 2023, as the #Angels make an (early) arbitration-avoiding deal with the two-way star: https://t.co/fJWPeOw7EP pic.twitter.com/cZH44qzMui
— MLB Trade Rumors (@mlbtraderumors) October 2, 2022
年俸調停3年目の選手としては2020年にムーキー・ベッツがレッドソックスから受け取った1年2700万ドルを超える史上最高額になる。
大谷は2021年のシーズン前に調停期間の2年分を850万ドルで契約。調停1年目が300万ドル、2年目になる今季が550万ドル。それからすると3年目は史上最高のアップ額だ。
28歳の大谷は、またもや歴史的なシーズンを過ごしており、ア・リーグMVP賞を満場一致で受賞した昨年よりもさらに素晴らしい成績を残している。
これまでのエンゼルスでの功績を考えるても1年3000万ドルは安いという意見が多い。
代理人のCAAスポーツ、ネズ・バレロ氏とオーナー側で何度も席を設け交渉した結果、今後のことも考えて動きやすい1年契約にしたという。
なお、この1年契約は、大谷のエンゼルスとの来年以降の将来についても何も変わらない。
もともと大谷はもう1年間、エンゼルスのコントロール下にあった。いつもより早く仲裁を免れただけだ。これでオフのトレーニングに専念できる。
また、エンゼルスが今オフに大谷をトレードすることを妨げるものではない。
仮に来年の夏にトレードするとしてもこの金額(実際には残りの試合数の日割り計算)ならリーズナブルといえる額で、受け入れる球団にとっても負担にならないと考えることもできる。
エンゼルスはオーナーのアート・モレノ氏がチームの売却を模索していることを表明している。
その動向も含めて大谷の去就も注目だったが、とりあえず球団売却騒動に関わらず(売却がどうなっても)大谷がエンゼルス、またはメジャーのどこかのチームのピッチに戻ってくることは、この契約で100%確実になった。
あとは故障することなくシーズンを無事に終えてくれることを祈りたい。