エンゼルスの大谷翔平が日米通算150号本塁打に到達した。大谷にとってはあくまでも通過点だ。
MLB2022 大谷翔平日米通算150号本塁打
現地時間5月22日(日本時間23日)、エンゼルスの大谷翔平投手が「1番・DH」でスタメン出場。先頭打者アーチとなる9号ソロ本塁打をセンターに放った。
アスレチックスの左腕コール・アービンの2球目、内から真ん中に入ってきたカーブを完璧に捉えた打球は角度28度、飛距離は今季最長の433フィート(約132メートル)で、打球速度108.9マイル(約175キロ)の大谷らしい豪快なアーチだった。
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大谷の先頭打者アーチは4月15日のレンジャーズ戦以来、今季2本目となった。
好調のテイラー・ウォードが守備でライト大飛球を捕球した際にフェンスに激突。この日も様子を見て欠場した代わりに昨日から大谷が1番に戻っていた。
昨日は4打数2安打、この試合でも8回の第5打席に内野安打を記録して5打数2安打で今季の打率を.259にアップさせた。
今季の通算(打撃)成績は、42試合で本塁打9、打点28、出塁率.315、長打率.465、OPS.780。
得点圏打率も.259とまだまだ本調子には程遠い成績だが、直近15試合では打率.302、本塁打5、OPS.946と振れてきた印象だ。
開幕から研究され、厳しい主審の判定などもあって、数字は上がってこなかったが、初球から積極的に振っていくスタイルは本来の姿に戻りつつあると見たい。
三振率も昨季の29.6%から23.4%と改善している。
大谷の場合、今季は「投手」としての数字がここまで好調だ。今季は7試合の先発で38.1イニングを投げて防御率2.82、5月だけでみると3試合で防御率1.97、WHIP0.95と、さらに好成績だ。
奪三振率も昨年の29.3%から34.0%にアップ。与四球率も8.3%から5.8%に改善している。
昨年の前半は制球面で苦労していたが、今季はその点を踏まえて制球力を改善させているのがよく分かる。
今季は「打者・大谷」よりも「投手・大谷」で賞レースに絡んでくるかもしれない。
エンゼルスは4連敗のあと2連勝
エンゼルスは昨日の先発マイケル・ロレンゼンに続いてこの試合でも先発パトリック・サンドバルが好投してブルペンが踏ん張り先行逃げ切りで連勝した。
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明日からは今季3勝4敗と負け越している地区3位のレンジャーズ2連戦と月末はブルージェイズと今季初対戦。
6月はヤンキースやメッツといった好調なチームと対戦するだけに、このホームでの5連戦を勝ち越して勢いをつけたいところだ。
大谷の先発は次回がホームでのブルージェイズ戦、そして、順調に日程を消化すればヤンキースタジアムでの先発登板があるかもしれない。