エンゼルスは逆転サヨナラ負けで2016年以来6年ぶりの11連敗。10あった貯金を使い果たし、まさかの借金生活に突入した。
MLB2022 エンゼルス11連敗
この試合のエンゼルスは8回裏に守護神ライセル・イグレシアスが炎上。これまで5打数で2本塁打を打たれて相性の悪かったブライス・ハーパーに13号グランドスラムを浴び、終盤で6対6の同点に追いつかれた。
久しぶりの先制点を挙げ、しかも途中まで5点リードという展開だっただけに最後まで分からないものだ。
それでも9回表にマット・ダフィーの勝ち越しタイムリーで1点をリードした。ダフィーはエラーを帳消しにする一打で意地を見せた。
これで逃げ切ればよかったのだが、連敗中はそうはいかないものだ。最終回に6番手のジミー・ハーゲットがブライソン・ストットに2号逆転3ランを浴びて「まさかのサヨナラ逆転負け」という悪夢の展開になった。
5点リードから後味の悪い展開でついに勝率5割をきってしまった。
守護神の乱調で連敗を止めることができなかったのはチーム全体に暗雲がのしかかっているように見えた。
今季もブルペンのスタッツが悪いエンゼルス
変則右腕ジミー・ハーゲットは6月3日のヤンキース戦でも1イニングを無失点に抑えるなど、ここまで防御率2.77と好投していたが、試合に幕を引くタイプの投手ではないだけに、悔やまれる投手起用だった。
エンゼルスは先発陣がMLB12位のチーム防御率に対してブルペンが同24位と悪い。
まずは現有の戦力に期待したいが、球宴前の早い時期に調子の良いリリーバーを補強する必要があるかもしれない。
トラウトも絶不調
マイク・トラウトはこの試合でも3打数ノーヒットに終わり、現地5月29日のブルージェイズ戦第5打席から26打数連続無安打という自己ワースト記録を更新中だ。
大谷翔平は「2番・DH」でフル出場し、5打数1安打1得点だった。これで今季の打率は.242。本塁打11、打点32、出塁率.323、長打率.449、OPS.773。
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