以前にメジャーリーグ公式サイトで「各フランチャイズ別WARリーダー」を紹介している記事が興味深かったので紹介したい。
MLB チーム別WARランキング
MLBのアメリカン・リーグとナショナル・リーグに東地区と西地区の2地区制が導入されたのは1969年。
その年が基準点で、そこからの50年間でチーム別に最もWARの数値が高かった選手を紹介している。
過去50年間の球団別WARリーダー
※WARはBaseball-ReferenceのrWARで算出
カル・リプケンJr.
(1981-2001年:95.9)
(1984-96年:80.7)
(1995-2014年:71.3)
レイズ:
エバン・ロンゴリア
(2008-17年:51.8)
デーブ・スティーブ
(1979-92年・98年:56.9)
(1990-2005年:68.3)
インディアンス:
(1992-96年・98-2001年・07年:48.6)
タイガース:
(1977-95年:75.1)
ロイヤルズ:
(1973-93年:88.6)
ツインズ:
(1967-78年:59.3)
(1991-2005年:79.9)
(2011-現在:72.8)
アスレチックス:
(1979-84年・89-93年・94-95年・98年:72.7)
(1989-99年・2009-10年:70.6)
レンジャーズ:
(1991-2002年・09年:50.0)
(1993-2012年:85.3)
ジャンカルロ・スタントン
(2010-17年:35.7)
メッツ:
トム・シーバー
(1967-77年・83年:65.8)
(1972-89年:106.9)
(1974-84年・92年:55.8)
カブス:
(1982-94年・96-97年:68.1)
レッズ:
(1967-83年:75.2)
(1974-93年:77.3)
パイレーツ:
(1986-92年:50.3)
アルバート・プーホルス
(2001-11年:86.6)
(1999-2004年・07-08年:52.6)
トッド・ヘルトン
(1997-2013年:61.8)
(2008-現在:67.9)
パドレス:
(1982-2001年:69.2)
ジャイアンツ:
(1993-2007年:112.5)
各チームともそうそうたる顔ぶれだ。ほとんどの選手が各チームの永久欠番や殿堂に入っている選手たちだ。
鉄人カル・リプケンJr.はオリオールズ一筋で95.9。最高のWARはバリー・ボンズのジャイアンツ時代の112.5だが、ボンズはパイレーツでもWARリーダーに輝いている。
スラッガーでは、通算630本塁打のケン・グリフィーJr.(マリナーズ)、通算521本塁打のフランク・トーマス(ホワイトソックス)。カージナルス時代に445本塁打を放ち通算656本塁打のアルバート・プホルス。プホルスはエンゼルスに移籍して現役でプレイしている。
安打製造機ではロッド・カルー(ツインズ)、 トニー・グウィン(パドレス)。世界の盗塁王のリッキー・ヘンダーソン(アスレチックス)。
投手ではメッツのトム・シーバー、ダイヤモンドバックスのランディ・ジョンソン、レッドソックスのロジャー・クレメンスらで、捕手ではレッズのジョニー・ベンチが懐かしい。それぞれの時代を彩った名選手たちだ。
現役選手は5人。エンゼルスのマイク・トラウト、ドジャースのクレイトン・カーショーは所属チームとの契約が残っているので、これからもWARが増えていく可能性がある。
ちなみに、日本選手ではイチローがマリナーズ時代の14年間で残した56.2が最高ポイントだ。
※2020年3月の記事の再ポストです。
▽記事参考/引用