オーナーサイドによる4回目のロックアウト(ストライキを含めると9回目)に突入しているメジャーリーグだが、ドジャースのコディ・ベリンジャーがロックアウト前に年俸調停を回避して1年1700万ドルで合意していたという。
MLB契約情報
ESPNのジェフ・パッサンが伝えているが、ベリンジャーは「スーパー2」として2019年オフから年俸調停の権利を取得しており、今オフが年俸調停3年目だった。
Some pre-Christmas housekeeping: OF/1B Cody Bellinger and the Los Angeles Dodgers agreed on a one-year, $17 million contract to avoid arbitration before the lockout, sources tell me and @kileymcd. Deal is long done. Just wasn't reported yet. News at ESPN: https://t.co/NsMzj6szyr
— Jeff Passan (@JeffPassan) December 23, 2021
ベリンジャーの年俸の変遷は下記だが、今季は不振が続き95試合に出場して打率.165、本塁打10、打点36、OPS.542でrWARも-1.5とデビュー5年間で最低の水準。
三振率も26.9%と悪く、これはキャリア過去最低。60試合という短縮シーズンだった昨年より2塁打、本塁打数は下回り、キャリアハイだったメジャー3年目(2019年)の打率.305、本塁打47、打点115、盗塁15、OPS1.035という成績を頂点に2年連続の成績ダウンという厳しい結果に終わり、辛うじて年俸アップにこぎつけたという感じだった。
ベリンジャーの年俸
2019年 S2 60万5000ドル
2020年 ARB1 1150万ドル
2021年 ARB2 1610万ドル
2022年 ARB3 1700万ドル
2023年 ARB4
2024年 FREE AGENT
MLB公式サイトでも言及していたが、このままではいくら余裕のあるドジャースでも高額年俸が足かせになって次のオフに「ノンテンダーFA」になりかねないレベルだ。
ベリンジャーは昨年オフに右肩の手術を受け、今年4月には左腓骨を骨折するなど故障が相次いだ。来季の奮起に期待したい。