先発右腕ホゼ・べリオスがブルージェイズと契約延長に合意した。MLBネットワークのジョン・ヘイマンが伝えている。
MLB移籍/契約情報
MLBネットワークのジョン・モロシによると契約内容は7年。ESPNのジェフ・パッサンによると5年後にオプトアウト(契約破棄)できる条項が付託しており一部の球団に対するトレード拒否権も盛り込まれているという。
Jose Berrios agrees to big extension with Jays
— Jon Heyman (@JonHeyman) November 16, 2021
一部の報道では7年総額1億3100万ドルで、身体検査をクリアすれば正式合意に至るようだが、べリオスの4年目の年俸調停1100万ドルとその後の6年間1億2000万ドルを買い取った総額1億3100万ドルになるようだ。
Per source Jose Berrios will sign with #BlueJays for $131 million over seven years pending physical
— Ben Nicholson-Smith (@bnicholsonsmith) November 16, 2021
WBCでもプエルトリコ代表として登板しているべリオスは、7月のトレードデッドラインでオースティン・マーティン、シメオン・ウッズ・リチャードソンとのトレードで、ツインズからブルージェイズに移籍。
今季は2チームで計32試合に先発。192イニングで防御率3.52、FIP3.47、奪三振204で奪三振率26.1%、与四球率5.8%、rWAR3.2をマーク。
9イニング換算の与四球は1.7でWHIP1.063という安定感が魅力だ。27歳という若さでオールスターにも2度選出されている。
昨日報道された先発左腕エドゥアルド・ロドリゲスに続いての大型契約だが、今のところでは今オフ最大の大型契約の合意だ。
ブルージェイズは今年7月末のトレード・デッドラインでツインズからベリオスを獲得する際、オースティン・マーティンとシメオン・ウッズ・リチャードソンという2人のトップ・プロスペクトを放出。それなりの対価を出しているだけにべリオスの長期契約は、そうした対価を無駄にしない契約延長という評価もある。
12月1日以降はロックアウトになる可能性もあり、CBA交渉締切り期限前に大事な契約は済ませておくという動きが今後もあるかもしれない。