MLB メジャーリーグ物語

海を渡ってMLBで活躍する日本人メジャーリーガーたち

マドン采配的中、大谷翔平2盗塁、ホームスチールも成功 エンゼルス3連勝

 

我々は大谷翔平の伝説的なシーズンを目の当たりにしている。連日、メディアが大谷翔平の活躍を伝えているが、コロナという疫病が拡がる世の中で巣ごもり状態が続く人たちにハツラツとした話題を提供してくれている。

 

 

大谷翔平NEWS

 

 

大谷翔平を見ていると気分が晴れる人も多いのではないだろうか。スポーツが人々に与える影響は大きい。

 

エンゼルス大谷翔平投手が、本拠地でのヤンキース戦GAME2に「2番・DH」で先発出場。2打数無安打だったが、ヒーローは走塁でファンを魅了した。

 

4回アンソニー・リゾの18号ソロでヤンキースが先制。

 

その裏、エンゼルスは、大谷が四球で出塁すると、無死一・二塁の場面で3番フィル・ゴスリンが送りバントを試みたが失敗。

 

しかし、そのあとデービッド・フレッチャーとのダブルスチールで今季21個目の盗塁を決めると、ヤンキース先発ジェイムソン・タイオンからジャレッド・ウォルシュが25号3ランを叩き込んで、あっさり逆転。

 

 

 

 

さらに3対2と1点差に迫られた直後の5回。

 

2死二・三塁から大谷が今季11回目の申告敬遠で歩かされると、満塁のチャンスで前打席に送りバントを失敗したゴスリンが汚名挽回のレフト前タイムリー。

 

これで2者が生還して5対3でエンゼルスが3点差にリードを拡げ、一塁走者の大谷は三塁へ。

 

そして、見せ場がやってきた。ここでマドン監督は、ふたたび大胆な采配。一塁走者のゴスリンがディレイドスチール気味にスタートを切ると、ヤンキースのゲイリー・サンチェス捕手の二塁への送球を見届けて三塁走者の大谷もスタート。

 

 

 

 

ホームはクロスプレーになったが、サンチェスのタッチをすり抜けるように大谷の左手が一瞬早くベースに触れた。マーベル作品のヒーローのような電光石火の活躍だった。

 

 

大谷翔平。22盗塁目はホームスチール

 

この日2度目のダブルスチール成功。ジョー・マドン監督の采配が光った。もちろん2度とも大谷が絡んだものだった。22個目の盗塁成功は、なんとホームスチール。二刀流・大谷翔平の伝説的なシーズンにまた1行、物語が付け加えられた瞬間だった。

 

エンゼルスの広報によると、「42本塁打&22盗塁」はア・リーグ史上4人目。

 

ホセ・カンセコ(3度) 

1988年、1991年(ともにアスレチックス)、1998年(ブルージェイズ

アレックス・ロドリゲス(2度) 

1998年(マリナーズ)、2007年(ヤンキース

ケン・グリフィーJR. 1999年(マリナーズ

 

さらにMLB公式スタッツによると、エンゼルスで本盗を決めたのは2018年8月7日のフランシスコ・アリシア以来。