パイレーツに移籍後、4本塁打を放つなど和製大砲としての持ち味を発揮しだした筒香嘉智が、またインパクトのある仕事をやってのけた。
MLB2021 筒香が逆転サヨナラ場外弾!
パイレーツの筒香嘉智は29日(日本時間30日)、本拠地でのカージナルス戦に「6番・ライト」でスタメン出場。
まず、4回裏一死満塁のチャンスで迎えた第2打席では、1対1の同点に追いつく犠飛で打点1をマーク。
そして、第4打席。千載一遇の場面が巡ってきた。2点ビハインドの9回裏一死1・2塁の場面でカージナルスのクローザー、アレックス・レイエスから5号逆転サヨナラ3ランを放った。
Go, Tsutsu, Go. pic.twitter.com/7W5SvrhkGv
— Pittsburgh Pirates (@Pirates) August 29, 2021
ファーストストライクを見逃さなかった。甘く入った88.6マイルのスライダーを捉えた打球は、PNCパークのライトスタンド後方のアレゲニー川に飛びこむ“スプラッシュ弾”かと思わせる飛距離422フィート(約129メートル)の場外弾だった。
筒香は3打数1安打4打点の活躍。パイレーツ移籍後の成績は13試合で打率.333、5本塁打、11打点、OPS1.424となった(シーズン通算は打率.192、OPS.653)。
パイレーツでの安打9本のうち長打が8本(本塁打5、二塁打2、三塁打1)の長打率1.037と凄い。今日の試合では1人で全打点をたたき出した。
ここでも何度か「川に向かって打て!」と書いたが、もう少しで川に飛び込む特大弾だった。期待に応えてくれて涙が止まらないくらい嬉しい。
■逆転サヨナラ本塁打はイチロー以来、日本人2人目
日本人選手のサヨナラ本塁打は2013年6月25日イチロー(ヤンキース)以来5人、8本目。リードされている場面で打った逆転サヨナラ本塁打は、マリナーズ時代のイチローが2009年9月18日ヤンキース戦でリベラから記録して以来2本目になる。
Yoshi, our walkoff hero. pic.twitter.com/Jrre0q6q94
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