毎日、メジャーの移籍情報に注目しているが、朗報が入ってきた。筒香嘉智のパイレーツ残留が正式に合意したようだ。
MLB契約情報
パイレーツからFAとなっていた筒香嘉智外野手が、単年400万ドル(約4億6000万円)で残留に合意した。
地元メディア「ポストガジェット・スポーツ」のジェイソン・マッケイ記者がこの朗報を伝え、日本でもスポーツメディアを中心に報道されている。
It's the move yinz wanted. For good reason, too. Pending a physical, Yoshi Tsutsugo is coming back: https://t.co/i8NH8azjeo
— Jason Mackey (@JMackeyPG) November 25, 2021
ここでも何度か取り上げた筒香嘉智のパイレーツでの活躍と残留交渉。
ピッツバーグの地元ファンの熱い要望もあってベン・チェリントンGMも再契約には前向きな姿勢という報道が多かった。
報道されている契約内容は、1年400万ドル。筒香が望んでいた単年契約だ。t筒香が彼の野球人生で本当の大逆転を見せてくれるか、一塁へのコンバート説もあり、来季の筒香から目が離せない。
筒香は1年契約を希望と代理人が明かす
代理人を務めるジョエル・ウルフ氏によると、筒香は金銭面以上に、レギュラーとして「毎試合プレーできる環境」を最優先事項とし、1年契約での勝負を望んだという。
ウルフ氏によると、1年契約を望む背景として、チーム再建途上のパドレスが来季途中に優勝争いから脱落した場合、筒香が上位球団へトレード移籍することも想定。
その場合に、移籍の妨げになる複数年契約は避けたかったのだろう。
ドジャース傘下のマイナーで覚醒した筒香
今季、移籍3チーム目のパイレーツで本来の長打力を発揮した筒香嘉智。その最終成績を紹介したい。
たしかにチェリントンGMが「見ていて楽しかった」というような(今後の契約につながるような)数字を残している。
メジャー移籍2年目の今季はレイズ、ドジャース、ドジャース傘下のマイナー球団、パイレーツの4チームでプレーし、メジャー3チームでの通算打率は.217だったが、ドジャース傘下の3Aオクラホマシティで感覚を取り戻し、パイレーツ移籍後は、本来の破壊力を発揮した。
サヨナラ本塁打も記録した。それは(このブログでも期待した)もう少しでライト後方の川に飛び込むような場外弾だった。筒香の長打が何度となくチームの勝利に貢献した。
筒香のパイレーツ移籍後は、43試合で打率.268、出塁率.347、長打率.535、本塁打8、打点 25。OPS(出塁率+長打率)は長距離砲の証しともいえる8割を超えOPS.883という9割に近い数値をたたき出した。
選手を総合的に判断できる数値「ファングラフス」のfWARでもプラス0.2まで挽回して、この数値は先日も紹介したが、今季のFA外野手の中では49人中26位。
しかも筒香より上位ランクの選手には筒香より年上の選手が16人いるので、30歳の筒香はまだまだ若い方だ。
ラスト40試合で掴んだ手ごたえを生かせ筒香!
ラスト40試合で掴んだ手ごたえを生かすためにも単年契約で金額がダウン提示でも40人枠契約なら受け入れて試合に出場できるチームと契約するのが正解だろう。
そうすれば来季の結果次第では複数年で数十億の大型オファーを勝ち取るチャンスは十分にある。
夢のある話で、日本で応援する横浜や出身地である和歌山(橋本市)の人たちに勇気や希望を送れる存在になる。海を渡ったサムライたちの活躍は観ていて痛快だ。
最後に筒香嘉智のパイレーツでの本塁打をまとめた動画あるので紹介したい。